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2017年12月13日

『孤独のすすめ』 五木寛之 中公新書 740円(税別)

 

青春、朱夏、白秋、玄冬。学生期、家住期、林住期、遊行期。作家、五木寛之は、人生を区分して考えるのがお好きなようだ。人によって節目はあると思うが参考にしている。幕末の志士で吉田松陰は、30歳も満たない人生を終えたが、短くも長くも人の人生には四季があると言った。彼の場合は、刑死であったが、そう思いつつ人生を終えた。『留魂録』を残した。
 五木寛之は、85歳である。あのふさふさとした髪とダンディーな顔は、とうてい85歳と言う歳を感じさせない。玄冬、遊行期真っ只中と言って差し支えない。しかし、文章を読む限り林住期という感じがする。『青春の門』続編も書いているらしい。好きな作家の一人である。大いに先人訓としてご高説拝聴したい。
  

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2017年12月12日

『投資なんかおやめなさい』 荻原博子著 新潮新書 760円(税別)



 良くテレビでお見かけする女性。家計の遣り繰りなどに庶民の味方というスタイルが印象的。苗字が同じなので関心もあったっが、本を購入して読むほどののことはなかった。タイトルが刺激的だったので、久しぶりに新書を書店で買った。経歴を見ると、出身が長野県である。長野県には荻原と言う苗字が多い。
 通読した印象は、ちょっと極端すぎはしませんかということである。銀行などでめったにお金を借りたことはないが、何にか取引でもするときは、手数料がかかる。住宅ローンでお世話になったことはあったが、繰上げ返済して銀行に借金はない。今、銀行は、融資で利益を稼げない状況になっているのはよくわかる。投資向けの商品を進めていることも事実である。確かに手数料は高い。
 ならば、自分で良く調べて商品を購入したら良い。投資信託、株式などでは、インターネットで証券会社に講座を開けば購入することが出来る、手数料は安い。ただ、自己判断が原則。『投資も少しはやって御覧なさい』くらいの本も書いてみてはいかがでしょう。
ただ、こういう事はいえる。働く、あるいは、労働した分は減らない。サラリーと言ったら良いのか。商売はお金が増えるとは言い切れない。/span>  

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2017年12月08日

下仁田戦争始末記

 紅葉は過ぎて、枯葉として散る寸前だったが、晴れ渡り穏やかな気候だった。久しぶりにに下仁田町を訪ねた。下仁田と言えば、「葱と蒟蒻」が名産として知られている。毎年代わり映えしないお歳暮ではと思い、下仁田名産に思いが行き着いた。
 下仁田町は、平成の合併に応じず、近隣の富岡市とは一緒にならなかった。人口の少ない谷あいの町だが個性豊かな特産物で独立できている。数年前に、町長が変わり、高校時代の同級生の原秀男君がリーダーになった。今年の正月、同窓会を兼ねてささやかなお祝いした。ふるさと納税、お歳暮とささやかな応援のつもりである。
 途中、歴史資料館に立ち寄った。下仁田戦争の展示があった。立場の違いがあったといい、不幸な戦だったと思う。50人近い死者が出ている。天狗党といわれたれ人々は目的を果たせず刑死している。妻子もしかりである。
  

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2017年12月06日

将棋竜王戦5局とカエル・カード

竜王戦5局は羽生が勝利した。しかも、永世竜王の称号も得た。快挙である。加えて、47歳と言う年齢は、棋力の峠を越えていると言ってもおかしくない。なぜ、この歳で実力者でいられるのか?決め手になった、香打ちには驚いた。飛車でとってもとらなくても詰みになっている。
ナンバー49
Signals 合図
(まわりにはさまざまな気づきと知らせがいっぱい!日常生活の中に潜む何気ない合図を見逃さず、深い気づきに結びつけるあなたの叡智。)
  

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2017年12月05日

今日のカエル・カード

カードナンバー44
Release(解き放つ)
得ることばかりでなく、ときには手放すことも大切!解き放つことも成長に繋がると言うことを知っているあなたは賢明。
これくらいで、カエルカードのご利益は終わりにしたいが
カードナンバー42
Purification(浄化)は捨てがたい。
心の浄化も時には必要!涙は全てをきれいに洗い流して清めてくれるおおきな恵みと知り、あなたが目指すのは寄り大きな成長。自浄其意という仏教の教えもあります。
  

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2017年12月02日

今日のカエル・カード

カードナンバー53
Synchronicity シンクロニシティ・共時性
(「意味ある偶然」を見逃さないで!昨日と変わりない暮らしの中に、キラッと光る共時性を見逃さないあなたはオシャレ。)
  

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2017年12月01日

今日のカエル・カード

カードナンバー50
Simpulicity シンプルなこと
(考えすぎ、飾りすぎは真実が見えにくい!しがらみや古い常識に捕らわれることなく、シンプルな生き方を模索するあなたが冴える。)
  

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2017年11月30日

カエル・カード

10年以上前に、友人から缶入りのこのカードをいただいて、しばらく仕事始めにカードを引いて、その日の心がけにしていた。60枚あって、それぞれ示唆に富んでいる。カエルは、古代インカ文明では、「豊かさ」と「幸運」を意味するラッキーな存在だという。しばらくぶりに引いてみたが、「聴く」listeningでした。(心の声が聞こえますか?しばし頭で考えるのをやめて、ただ内なる声に耳を傾けましょう。静寂を取り戻したあなたにはゆとりが。)カードナンバー33
  

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2017年11月29日

『水原秋櫻子全集』第20巻

古典研究1という内容になっていて、与謝蕪村の句が季節に分類されて鑑賞されている。知らない句がほとんどであるが、春の句に、「よき人を宿す小家や朧月」というのがあった。選者である秋櫻子は、ありふれた句として高い評価を与えていない。一昨年から、離れを作って一人暮らしが始まった。と言っても子供や、元飼い猫も訪ねて来るので、庵にもなっていない。来客用の和室があって、いつも使わないでいる。何人か泊まっていただいている。春の来客ならこの句がぴったりなのだが。
旅をした中でできた句がある「長旅の果ては朧月夜なり」
  

Posted by okina-ogi at 19:54Comments(0)書評

2017年11月28日

『水原秋櫻子全集』第14巻

群馬県安中市で医院を開業していた堀口星眠氏は、水原秋櫻子が主宰していた『馬酔木』を引き継ぎ、新聞の選者にもなっていた。安中在住の私の大叔父などは、師事していたらしいが、その機会を持たなかった。榛名町(現在高崎市)には、東大医学部出身の開業医の先生がいて、水原秋櫻子と親交があった。100歳間近にして他界されたが、晩年親しくさせて頂いた。今更、同人誌で句の勉強をする気力もないので、我が家にある『水原秋櫻子全集』を読むことにした。14巻は、入門編である。21巻あって、後半には古典研究がある。主に蕪村であるが読んでみようと思う。紀行編もあるが、俳人の紀行は興味がある。
  

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2017年11月26日

ホイリゲの集い

主催は、群馬日墺交流協会。ホテルメトロポリタン高崎の丹頂の間で11月26日に開催された。参加者は、100名を超えた。オーストリアは音楽のメッカ。ウイーンは音楽の都である。高崎市は、群馬交響楽団を生んだ。この群馬日墺交流協会も設立から25年以上を経ている。ホイリゲは、ワインの新酒を飲む集いだが、クラシック音楽の灯を消さないことが大事である。
  

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2017年11月25日

歴史を活かしたまちづくり連続講演会

11月25日(土)地域おこしの有志による歴史講演会が開催された。講師が、群馬女子大学教授の熊倉浩靖君だったので、前々から受講しようと決めていた。著書を読んでいるから予習済みというところだが、何しろ大化の改新以前の東国の話である。群馬県は上野国と呼ばれ、上毛野氏という豪族がいたことが知られている。その祖先に迫る話なのである。
神武天皇から数えて10代の天皇が崇神天皇であるが、その皇子に豊城命がいる。この皇子が東国と言われた関東の統治に関係があるらしい。日本武尊の東征以前の話である。伝承と言ってもよい。でもロマンがある。日本書紀は読み直してもよい。東歌の研究者も故人になられたが、著書をいただいている。
  

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2017年11月24日

将棋「竜王戦第4局」

竜王戦と言えば、将棋のタイトル戦では、名人戦に匹敵する。伝統的権威は、名人戦だが、賞金額は名人戦を上回る。対局は、新潟県の温泉旅館で行われ、インターネットで生放送として見ることができる。結果は、挑戦者の羽生善治が勝ち、3勝1敗とし、第5局に勝てば竜王のタイトルを獲得し、永世竜王の称号を得ることになるという。
大山康晴という昭和の大名人がいたが、タイトル獲得数では、羽生善治は上回っている。しかも50歳に達していない。ただ、大山は、70近くまで、名人に挑戦できるA級のクラスにいた。癌に蝕まれながら対局を続けていた。棋士道ともいうが、礼儀正しい竜王渡辺明の立ち振る舞いも見事だ。2日間をかけての対局は、驚くべき頭脳戦だということもわかる。
  

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2017年11月22日

心に浮かぶ歌・句・そして詩179

瞬間
瞬間が全部であり
瞬間が永遠である
瞬間が初めであり
瞬間が終わりである
一切を
ただこの瞬間に集中する
刻々の完成が
永遠の完成である
今の今なる自己の完成が
永遠の自己の完成である

後藤静香『天よりの声』より
将棋のように次の一手に集中することは、時間をかけたとしても瞬間そのものである。相手が、どのように対応するかを考えることも瞬間の延長である。必ず決断の時が来る。将棋に待ったはない。相手に指し手がまわり、新たな瞬間が始まる。過去の決断は、変えられないし、現在の局面が全てである。「着手小局、着眼大局」という言葉がある。

  

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2017年11月21日

『宮沢賢治』 佐藤隆房著 富山房

宮沢賢治の伝記だが、初版は昭和17年である。宮沢賢治が亡くなったのは、昭和8年なので、草野心平らの評価、尽力により世に知られるようになった頃なので、この本が元になり、後の宮沢賢治の人物像が固定し、また賢治論が深まれていったと思われる。37歳という短い人生であったが、深さがあり、4次元的という広がりがある。
40年近い宮仕え(老人福祉)を終え、農民になる時、宮沢賢治に学ぶことが多いに違いない。農学の基礎はないが、大地の恵みに感謝できる感性は、兼業であったために継続して残っていると思う。童話は書きたいが、紀行を基軸としたエッセイは、かけるかもしれない。
  

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2017年11月20日

心に浮かぶ歌・句・そして詩178

今日
今日は過去の結論である
現実に生きていない過去は
無にひとしい
今日は未来の準備である
未来に伸びえない今日は
徒労である
今日の誉れが明日に及ぶように
今日のあやまちが明日に残ってゆく
今日の一切が不滅である
現実の今日に生きることは
「永久の今日」に生きることである
後藤静香『天よりの声』より
最近は、天気も良く日の出がある。また今日が始まるという感じがする。お日様に手を合わせたくなる心境にもなる。
  

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2017年11月19日

心に浮かぶ歌・句・そして詩177

後藤静香著 『天よりの声』より
集中
人生の価値は内容にあり
内容の充実の秘訣は各瞬間の集中である
集中には六つの条件がいる
集中しうる健康
集中しうる習慣
集中しうる順序
集中しうる方法
価値の認識
それに対する信仰
集中の鍵をにぎった者のみが
永遠の人生に勝利をしめる
過去を遮断して、将来に展望を持たない限り、心の迷いは深まるばかりで、集中力が生まれない。瞬間の積み重ねが人生なのだから、考えながら行動するのは、哲学者だけでよい。カントの行動範囲は狭かったらしい
  

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2017年11月06日

禁煙100日目の発見

 3か月以上もすれば、禁煙できたというものだと思うが、お酒を飲んで気分が良かったのか、傍にいた娘の煙草を吸ってみたくなり、手にしたところ「やめなさいよ」と大きな声で、ライターを隠されとめられた。自分も喫煙者だし、娘の喫煙をとがめたことはなく、たまには吸ってみたくなる気持ちもないわけではないが、車の中の受動喫煙の時も吸わないですんでいた。煙草を持ったまま、火がつけられないので、娘の言うとおりに匂いをかいだだけにした。その後、つかんでいた煙草をもんでダメにし、吸ったことにした。
その瞬間思い出したのは40年前、ご自宅でお会いし、1時間もお話をしてくださった、世界的数学者岡潔先生のことである。お話の内容はほとんど忘れたが、正面に居られたので、煙草(ハイライト)を手にされたが、もみほぐすばかりで吸われない。強烈な情景だったので、今でもはっきり覚えている。不思議だなあと思っていた。なぜだろうかなどと考え続けていたわけではないが、私の結論は、聞き手に迷惑になると思っておられたのだろうと思う。「自分を後にして他人を先にせよ」というのが岡潔先生の一つの教えである。娘が引き留めてくれなかったら、禁煙は続いていなかったかもしれない。先のことは、わからないが、当分禁煙は続きそうである。感謝したい。でもあなたもやめなさいよと言いたい。親心である。それでもやめることは当然、彼女の意思である。
  

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2017年10月28日

『一葉舟』岡潔著 角川ソフィア文庫

「閑雲野鶴空濶く 風に嘯く身はひとり
月を湖上に砕きては ゆくへ波間の舟ひと葉
ゆふべ暮鐘に誘はれて 問ふは山寺の松の風」
土井晩翠の『天地有情』の「星落秋風五丈原」の一節である。舟ひと葉を引用して『一葉舟』として本のタイトルにした。その気分は、いかに。
一方、旧約聖書の「創世記」にノアの方舟の話が出てくる。このイメージの違いはなんであろうかと考えてしまった。

  

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2017年10月26日

『鴎外の坂』 森まゆみ 中公文庫 895円+税



久しぶりに谷中から千駄木、本郷あたりを散策した。東京は、坂が多いと聞いていたが実感できた。特に森鴎外の自邸観潮楼のあった団子坂は舗装されているが、急坂だということがわかる。観潮楼は、燃えてないが、その跡地にモダンな文京区立の森鴎外記念館が建っている。うっかりすると通り過ぎてしまう記念館らしからぬ外観をしている。
作家の森まゆみの本は、一冊読んでいる。大正3美人の一人とされる、林きむ子を紹介した本である。森鴎外の住んでいた近くに生まれ、この界隈の土地に愛着を持った作品が多いことを知った。鴎外について書かれているが、津和野から明治の初めに家族と東京に出てきたのは、墨田区で鴎外の家が御殿医だったために、藩主の亀井邸に移り住んだのだという。江戸時代からの老舗、長命寺桜餅が近くにある。その後、町医として千住に父親が開業し、その後千駄木の借家に住む。後に夏目漱石も住んだ家で、今日、明治村に保存されている。鴎外を通して明治の東京が浮かんでくるような本になっている。

  

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