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2019年05月13日

我が家の庭の一風景

 三年前に家を新築し、和室のある北側に芍薬を植えた。
成長が遅く今年になって花芽をつけた。
昨年の秋に、牡丹がアヤメの影に隠れているのを見て、芍薬の横に植えた。
親戚のような花だから違和感がないというだけでなく花を咲かしている。
和室から見るさまは、様になっている。
ふと物足りさを感じた百合の花がない。
 立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花。
我が家にこんな人はいない。百合は、一緒に咲いてくれないかもしれないが、植えてみたい。
話の種になる。
  

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2019年05月13日

俳句自選(蕗)                  

  北海道を旅したときである。
バスの旅で車窓からも眺めは格別である。広大で人家さえない場所もあった。
道も果てしなく続き、対向車とすれ違うことも少なかった。
道が森林地帯に入り、道路脇に目をやると、傘を差したような植物が気になった。
ガイドさんに尋ねると、蕗だという。
なるほど北海道のスケールの大きさである。
     蕗ばかり席にもたれて北の旅
  

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2019年05月09日

俳句自選(蛍)

 私が子供の頃、田植えが終わった頃、ホタルが道を横切り、田に水を引き入れる小川の上にはホタルが多かった記憶がある。
田に雑草が蔓延らないように、除草剤を頒布するためか、田はホタルの宿ではなくなった。
歌にあるように「ホタルの宿は川端柳・・・」とも言えなくなった。
倉渕村の支流や、高崎の井野川に有志が蛍を育てていると聞いた。
ホタルの光は独特な情緒がある。
      映像の次元を超えて蛍飛ぶ
光が消えたりして飛ぶのでこんな句ができたのかもしれない。
.
  

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2019年05月07日

俳句自選(椿)

 奈良市街には、古びた築地塀が残っている。
景観のために敢えて修復せず、崩れない程度に手を入れている。
新薬師寺のある高畑には、そうした築地塀が多く見かけられる。
新薬師寺の塀ではないが、その塀の上に八重の椿が咲いていた。絵になっている。
        古寺の塀の上なる八重椿
友人から、ヤブツバキのほうが情緒がありましたね、と指摘され、なるほどと思ったが、性格が器用にできていない
。  

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2019年04月26日

俳句自選(春の川)

童謡「春の小川」は、都心の川だというから驚かされる。
明治、大正の時代の東京の川は、コンクリートで川岸を固めることはなかっったのだろう。
岸に蓮華やすみれが咲いていたし、川藻も生育できる水の澄んだ川だったのだろう。
小魚も泳いでいたであろう。
神田川は、小川とは言えないが、人工的な大きな水路に見える。
田舎でも、護岸のコンクリート工事が進んでいる。
 やわやわと春の陽が川面にさして、魚の稚児が泳いでいる風景は、珍しくなった。
      そこここにきらめき生みて春の川
  

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2019年04月23日

俳句自薦(蒲公英)

里山が笑っている。芽吹いた若葉に覆われた様をそう表現し「山笑う」という季語にしている。
野には様々な花が咲いているが、庭を芝生にしている家では皆雑草扱いである。
代表的なのが蒲公英である。
深く根ざし、繁殖力もある。
お地蔵様の足元に咲いている風景などはとても良いのだが。
パン屋さんに買い物に行く途中に畑があって、八重桜の苗木が今年は花をつけた。
その間を蒲公英が群がって咲いている。
     雑草と貶すな蒲公英(たんぽ)野に群れて
  

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2019年04月22日

俳句自薦(踏青)

松尾芭蕉は、弟子たちとの連句の中で「踏青」という号を使っている。
春、下萌えの青草を踏むことである。
奈良の高円山(たかまどやま)の麓に白毫寺というお寺さんがある。
椿の古木が有り、訪問者も少ないが、心落ち着く寺である。
この寺の近くに、尊敬する数学者の岡潔の墓がある。
時たま帰り道に立ち寄ることがあった。近道をして田の畦を歩いたときの句である。
    草青むこの道行けば白毫寺
  

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2019年04月15日

マスターズゴルフの解説者

アメリカと日本の時差のために、実況では見られないが、夕方から特集した放送が見られる。
マスターズは成績の関心はもちろんだがコースが美しい。
ツツジの花も美しい。なんといっても芝生の青さ目に染みる。
懐かしい?名前が登場し3日までは好成績をあげている。タイガー・ウッズである。
優勝したのは14年前というから月日の流れは早い。
解説者は中島常幸プロ。確か群馬県出身だと思う。青木・尾崎と競った名プレイヤーである。
マスターズの出場経験があるから、ホールごとの解説が臨場感を味あわせてくれる。
それ以上に、すばらしいのは、選手の心理の分析である。日本選手も4人出場しているが、思いやりの気持ちがにじみ出ている。
タイガー・ウッズが優勝したら中島プロにインタビューしてもらいたいものだ。
  

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2019年04月11日

俳句自選(冬草)

万葉集には志貴皇子が詠んだ
  石走る垂水の上の早蕨の萌えいづる春となりにけるかも
という名歌がある。
春になって、芝生を見ると、タンポポなどの雑草が目につく。
多年草だから冬をじっと耐えていたのだろう。
   地に低く命潜めて冬の草
芝生の近くの畑にもいろいろな草が伸びてきた。「草萌える春となりぬる」である。
  

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2019年04月10日

俳句自選(春霞)

 

春のもやって視界が悪い時は霞、秋なら霧として季語になっている。
奈良に行くと大気が暖かく、長い歴史を思い浮かべると、霞に春をつけたくなる。
奈良には古寺が多く、できる限り訪ねたが全てというわけにはいかない。芭蕉も奈良を訪ね
    菊の香や奈良には古き仏たち
の句を残している。とりわけどこの寺の仏像とは言っていない。
私にとって寺と言えば法隆寺である。中でも百済観音像は印象に残る仏像である。
中宮寺の半跏思惟像も良いが、古さを感じない。
でも美しさは、際立っている。京都の広隆寺の半跏思惟像は国宝第一号だと聞いたことがあるが、こちらの像が古い。
      春霞百済仏のおはす寺


  

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2019年04月08日

潅仏会

 今日4月8日は灌仏会。お釈迦様の誕生日である。
桜の花がきれいなこともあり花祭りという場合もある。子供の頃近所のお寺さんで甘茶をごちそうになった記憶がある。
ほんのり渋味のあるある飲み物で甘味料でない甘さだった。
仏教徒というわけではないがお釈迦様の人生の旅は苦難の連続ともいえる。
生後すぐに母親、摩耶夫人と死別する。王様に将来なる身分よりもっと大事な物があると信じて出家した。
法隆寺の夢殿にある救世観音は、聖徳太子を模した像と言われるが、明治までは秘仏であって僧も見ることができなかった。
今も年2回公開されることになっていて、実物を拝んだことはない。歌人会津八一はこの像を見て
     あめつちにわれひとりいてたつごときこのさびしさをきみはほほえむ


と詠んだ。お釈迦様、聖徳太子がかさなるようだが像は女性の微笑みも感じる。この歌は救世観音を言い得て妙である
  

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2019年04月08日

俳句自選(牡丹雪)

  梅の花も咲き終わって、桜の時期になった。花冷えという季語もあるが雪になることもある。牡丹雪は、春の季語である。春の雪なのだが、羽毛のように雪が重なりすぐ溶けてしまう。
   舗道には淡雪のあとかたもなき   彷徨子
淡雪も牡丹雪といっても良い。舗道に積もらず消えるところが淡雪である。
結構積もることもあるが日が指してくると溶けるのも早い。牡丹雪は降り続いているが、薄日がさしてきた。
   薄光に泳ぐ雲あり牡丹雪
  

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2019年03月30日

元号を使用した大学

 新しい元号もカウントダウンといったところ。『学問のすすめ』の福沢諭吉の開校した慶応大学。明治は明治大学。大正は大正大学。昭和は、昭和大学があります。平成は、平成大学はないが、平成国際大学、帝京平成大学があります。さて、新しい元号を使う大学の一番乗りはどこになるのでしょう。  

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2019年03月27日

俳句自選(関門海峡)

本州と九州は、関門海峡で隔てられている。大橋がかけられでいて車も渡られる。
関門海峡トンネルで列車でも渡れる。新幹線然りである。
関門海峡は、かなりの深さがあるのか大型船舶の往来もしきりである。そのため、自動車道の大橋は高い。宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘したという巌流島もあるが、船舶による物流にとって大事な場所である。
 歴史を遡れば、平家が滅亡した場所、壇ノ浦がある、その目の前のように近く、安徳天皇が御入水され、その御霊を祀っているのが赤間神宮である。水天門が白く朱く美しい、この神宮に長く奉職していた友人の訃報があった。次2句は、この地で作ったもので、故人を偲び冥福を祈りたい。
      無月なれど満珠干珠の島の影
      彼岸かと見えて赤間の春霞
  

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2019年03月26日

俳句自選(蓬餅)

芭蕉の名句に詠われている蓬。
春雨や蓬を伸ばす草の道。
畑地などに蓬が蔓延ると退治するのが厄介なことになるが、蓬を摘んで煮て潰し、ついた餅に混ぜると香ばくし鮮やかな色の餅になる。
それをちぎりあんこを包むと蓬餅になる。時期ものなので食べられない年もあるが、なんと言ってもできたてでなくも餅の皮が柔らかいうちが美味しい。
   蓬餅頬に当てたき柔らかさ
  

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2019年03月24日

俳句自選(いぬふぐり)

 春先、道端、土手や、放置された畑などに見られる、瑠璃色の小粒な花で、密集して咲いているときれいである。「犬ふぐり」という言葉がかわいらしい。もしかして「ふぐり」は☓☓☓☓のこと?!。歳時記に載っている句に
  菫より劣れる花や犬ふぐり
そう決めつけるのもどうかと思う。菫も良いし犬ふぐりも良い。息子の思い出の句がある。
  犬ふぐり幼き吾子の手にかかる。
幼児に罪はない。
  

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2019年03月21日

岡潔シンポジウム

 3月21日(木)の毎日新聞に、数学者岡潔のシンポジウムが1ページにわたって掲載されている。
主催は、和歌山県と明治大学、後援は、橋本市と毎日新聞となっている。
最初に岡の著書『春宵十話』は毎日新聞だった。記者の聞き取りによる出版だという。文化勲章受章者ということもあるが、当時の人々の心を刺激した。日本人の心である。
情緒という言葉で表現しているが、基調講演をした『国家の品格』の著者で、理学者で、お茶ノ水女子大学名誉教授の藤原正彦氏が語っている。
明治大学が主催者になっているのが不思議であったが、中沢新一の名前を見てなるほどと思った。岡潔は、晩年、奈良r女子大学に奉職したこともあり、奈良女子大学岡数学研究所所長の松澤淳一氏がコーディネーターになっている。その松澤氏の言葉で、岡の数学の凄さは「無いものを見つけたこと」だと言っている。また、明治大学理学部教授砂田利一氏は、岡の論文の数は少ないが、影響は巨大で、しかも誰とも競争したわけでもなく功利的でなく、金銭とも無縁だったと述べている。
岡は、「菫は菫のように咲く」と言っていたように稀に見る無欲な人だった。絵本作家、佐藤律子氏は、子どもたちにも岡潔の人がわかるように『岡潔博士ってだぁーれ』という絵本を出版した。とても良い本で町の図書館に蔵書として置かしてもらった。橋本市では、市の偉人として顕彰する運動が起こっている。今回の主催が和歌山県だから紀の国の偉人でも不思議ではない。シンポジウムのタイトルは、「紀の国の偉人ー世界が認めた孤高の天才数学者」となっている。
  

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2019年03月15日

俳句自選(永き日)

春になると日が暮れるのが遅くなる。日照時間が長くなり梅(春告草)やさまざまな花が咲きだす。そうした日、望郷の念が湧いてくる。遠くに見える峰のまたはるか先に故郷がある。阿倍仲麻呂の三笠山の月のように。
     永き日を彼方の峰に想い寄す
  

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2019年03月12日

俳句自選(月の街)

安中市から富岡市方面に行く道は、なだらかな丘陵地で、今どきには珍しい桑畑もある。遠くに高崎市の一部が見える。その上に月がかかっている。「月の街」という言葉が浮かんだ。
        なだらかな丘陵彼方月の街
  

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2019年03月10日

俳句自選(彫刻の春)

彫刻家で長く親しくさせていただいている方がいて、群馬県内に数多く彫刻の作品がある。実際には彫塑といい、粘土で形を作り、ブロンズ像になるのだという。前橋駅前の欅道路に女性の像がある。
     たおやかな塑像の肌に春の風
  

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