2024年03月17日
2024年02月25日
2024年02月24日
伊藤園に選ばれた俳句より(蝉時雨)
蝉時雨身の丈以上に伸びる猫
猫は思いのほか伸びをすると大きい。
蝉時雨の中、地に寝そべっているが体を伸ばしている。
身の丈以上の伸びをしている。
夏の暑さに身も任せている。
猫は思いのほか伸びをすると大きい。
蝉時雨の中、地に寝そべっているが体を伸ばしている。
身の丈以上の伸びをしている。
夏の暑さに身も任せている。
2024年02月23日
伊藤園に選ばれた俳句より(夏の声)
上下と右に左に夏の声
作者はどんな場所にいるのか。
雑木林の中という想像もできる。
夏の声という季語を使っているが、蝉の声だとは言い切れない。
鳥の声も聞こえてくるだろう。
作者はどんな場所にいるのか。
雑木林の中という想像もできる。
夏の声という季語を使っているが、蝉の声だとは言い切れない。
鳥の声も聞こえてくるだろう。
2024年02月21日
伊藤園に選ばれた俳句より(蚊)
暴れ蚊を許して午後の草むしり
家の周りか、畑かわからないが午後の草むしりをする。
すると蚊が出てきて肌を刺す。
蚊が暴れていると表現したが、何度となく刺された。
それを許して黙々と草むしりをする。
家の周りか、畑かわからないが午後の草むしりをする。
すると蚊が出てきて肌を刺す。
蚊が暴れていると表現したが、何度となく刺された。
それを許して黙々と草むしりをする。
2024年02月20日
伊藤園に選ばれた俳句より(尺取り虫)
スマホ地図尺取り虫の這いにけり
すっかり旅のともに書籍の地図は不要になった。
カーナビやスマホで地図をみることができる。
この句は、スマホで地図を見るとき、親指と人差し指でつまんだり広げたりすると拡大縮小ができる。
その操作から尺取虫を連想させたのである。
すっかり旅のともに書籍の地図は不要になった。
カーナビやスマホで地図をみることができる。
この句は、スマホで地図を見るとき、親指と人差し指でつまんだり広げたりすると拡大縮小ができる。
その操作から尺取虫を連想させたのである。
2024年02月19日
伊藤園に選ばれた俳句より(夏帽子)
巫女着替え我に戻りて夏帽子
巫女は一心に祈り、勤めを終えた。
それが終わると普段の自分に戻り日差しの中を夏帽子被って出てきた。
その心と纏う衣服の違いが目に惹かれた。
巫女は一心に祈り、勤めを終えた。
それが終わると普段の自分に戻り日差しの中を夏帽子被って出てきた。
その心と纏う衣服の違いが目に惹かれた。
2024年02月18日
伊藤園に選ばれた俳句より(無季)
思い出は裏表紙にも描けるんだ
思い出を書きつづったノートも最後のページになった。
まだまだ書き足りないと思い、そのノートの裏表紙にも描けるんだと考えた。
思い出も良い事ばかりではない。
苦い思い出は裏表紙で良いのでははないかと考えた。
思い出を書きつづったノートも最後のページになった。
まだまだ書き足りないと思い、そのノートの裏表紙にも描けるんだと考えた。
思い出も良い事ばかりではない。
苦い思い出は裏表紙で良いのでははないかと考えた。
2024年02月03日
2024年02月02日
2024年02月01日
2024年01月31日
2024年01月30日
伊藤園に選ばれた俳句より(田植え)
ふるさとが倍に広がる田植え前
田植前には田は水を引き込み,まるで池のようになる。
その風景が、それぞれの水田がつながっているよう見える。
自分の故郷の土地が広がったように感じる。
田植前には田は水を引き込み,まるで池のようになる。
その風景が、それぞれの水田がつながっているよう見える。
自分の故郷の土地が広がったように感じる。
2024年01月29日
伊藤園に選ばれた俳句より(無季)
地球儀は手のひらサイズの長方形
地球儀は丸い球体で、それを机の上などに置き世界の国々を見るのが普通だと思っている。
その地球儀が長方形であるというから首をかしげてしまう。
作者は、スマホでマップを操作している。
確かに手のひらサイズの長方形だ。
地球儀は丸い球体で、それを机の上などに置き世界の国々を見るのが普通だと思っている。
その地球儀が長方形であるというから首をかしげてしまう。
作者は、スマホでマップを操作している。
確かに手のひらサイズの長方形だ。
2024年01月28日
2024年01月27日
2024年01月26日
2024年01月25日
伊藤園に選ばれた俳句より(クローバー)
すべり台下にみつけたクローバー
公園の滑り台か、滑って見るとクローバーがあるのに気づいた。
あまり使われていない滑り台なので踏みつぶされなかったのか、踏むのを避けて降りた。
小さな命である。
公園の滑り台か、滑って見るとクローバーがあるのに気づいた。
あまり使われていない滑り台なので踏みつぶされなかったのか、踏むのを避けて降りた。
小さな命である。
2024年01月24日
伊藤園に選ばれた俳句より(春の朝)
じてん車に子ねこがパンチ春の朝
春の朝仔猫が自転車に近づく。
自転車は止めてあるので後輪が動く。
廻るのが面白いのか、何度もスポークに手をかける。
これも猫パンチである。
春の朝仔猫が自転車に近づく。
自転車は止めてあるので後輪が動く。
廻るのが面白いのか、何度もスポークに手をかける。
これも猫パンチである。
2024年01月23日
伊藤園に選ばれた俳句より(炎天)
炎天のスケボーと街こすれ合う
スケボーの競技があるが、コンクリートのような硬い面で滑る。
街でも車の多く通る道路でスケボーを走らせるのは違反行為になる。
ましてや炎天下である。
日差しの少ない脇道をすべる人がいた。
そのこすれ合う音がする。
スケボーの競技があるが、コンクリートのような硬い面で滑る。
街でも車の多く通る道路でスケボーを走らせるのは違反行為になる。
ましてや炎天下である。
日差しの少ない脇道をすべる人がいた。
そのこすれ合う音がする。