☆☆☆荻原悦雄のフェイスブックはこちらをクリック。旅行記、書評を書き綴っています。☆☆☆

2017年08月18日

映画「麦秋」鑑賞



8月17日、高崎城址のお壕に近い、高崎電気館で、小津安二郎監督の作品「麦秋」を観た。高崎電気館は、映画館としては、廃業して久しいが、建物が高崎市に寄付されたのを契機に、市が映画会を企画したのである。作品といい、上映場所と言い、まるで青年時代に戻った感じがした。しかし、高崎電気館のあたりは、すっかり人出が少なくなっている。近くの中華料理の店で夕食を済ませ高崎電気館へ。
入場者も10名そこそこ。これでは、経営として成り立たないが、問題は映画の内容である。松竹映画だったのである。松竹の富士山も懐かしい。配役が紹介される。皆鬼籍の人である。主演の原節子も数年前に亡くなっている。
舞台は、北鎌倉の原節子(紀子)の兄夫婦の家である。父親夫婦、紀子も同居している。そこに、奈良から紀子の父親の兄が訪ねて来ている。紀子の甥2人は、小学生である。毎日の暮らしの人間模様が淡々と描かれている。戦後間もない頃の鎌倉や、江ノ島が映し出されている。そうした自然描写と、バックに流れるメロディーが心に響く。
紀子の結婚の問題がテーマになっているが、親子兄弟が皆心配しているのは今以上だが、本人の意思が一番決めてなのは、今も昔も変わらない。紀子は、子連れの戦争で無くなった兄の友達の勤務医に嫁ぐことを決める。勤め先の上司から紹介された縁談は、断った。
友達の淡島千景(アヤ)がからかう。夫になる兄の友達は秋田に赴任することになっている。都会育ちの紀子が秋田弁を話す様が信じられないというのだが、二人の会話が見事な秋田弁になっているのである。少ない観客から笑い声が漏れた。
映画「麦秋」のタイトルの象徴的場面は最後にあった。奈良の旧家の前に一面の麦畑が広がっている。カラーではないので麦秋の色は、想像しなければならない。それよりも、旧家のバックの山は、すぐ耳成山とわかった。すばらしい日本の風景である。とつとつと語られる老夫婦の嫁送りの会話も良い。しかり、名作である。
  

Posted by okina-ogi at 10:50Comments(0)日常・雑感

2017年08月15日

映画「麦秋」

小津安二郎監督の映画が、終戦記念日を前後して上映されるという新聞記事を見た。上映場所は、高崎市柳川町にある「高崎電気館」。そんな映画館があっただろうかと捜してみると「天華堂」という本屋さんの近くである。最近は、車社会になったこともあるのか、街中商店街が淋しい限りである。しかし、このあたりは、高校時代の懐かしい思い出が詰まっている。
映画「麦秋」は、小津作品として名作らしいが、見ていない。1951年の上映というから生まれる前である。白黒のフイルムで、時代を感じさせる。仕事が終わったら、路線バスを使って観に行こうかと思ったが、駐車場も近くにあるようだ。7時からの上映なので近くの古くからの食堂があったらそこで腹ごしらえをしても良い。ちょっとした、過去帰りの体験が出来そうである。
  

Posted by okina-ogi at 11:23Comments(0)日常・雑感

2017年08月10日

『戦う石橋湛山』半藤一利著 東洋経済新報社



1995年に出版された。半藤一利は、文芸春秋の元編集長で、退職後は歴史小説、評論を書くようになった。漱石の孫を妻にもつ。石橋湛山は、第55代内閣総理大臣で、就任後病気になったために短命内閣であった。石橋の後総理になったのが、岸信介である。
石橋湛山という人物は、戦後の政治家としてではなく、大正から終戦までの言論人としてみると偉大な人物と言ってよい。彼の唱えた「小日本主義」が政治の流れとなっていたら、日本は不幸な戦争をしないで済んだかもしれない。満州、台湾、朝鮮、樺太の利権を手放せと言ったのである。帝国主義はやがてなくなり、小国は独立することを、人道的、経済学的な面から見通していた。
先の戦争を、非難するのは簡単だが、その時代にあって一貫して主張した言行一致の人生は尊敬するに値する。この本を読んだためか、法人の理事を辞めている。今振り返るとそれでよかったと思う。ただ、言論的批判はしていない。資金的根拠と運営的継続性のない企画には、賛同できなかっただけである。
  

Posted by okina-ogi at 11:34Comments(0)書評

2017年08月05日

禁煙チャレンジ


禁煙に何度かチャレンジしているが、タバコはやめられないでいる。海外旅行などは、断煙しているが、国に戻れば喫煙者になる。喫煙が健康に悪いという指摘から、社会が禁煙の方向に向いて動いている。受動喫煙の問題が大きい。他人の迷惑になることは、原則しない主義である。
旅行に行く機会が多く、飛行機に搭乗する時のチェックなど煩わしく感じている。久しぶりに札幌に行った時、市内にタバコが吸える場所がほとんどなかった。日本の代表的観光地である京都も同じようなことが言える。友人と喫煙できる部屋に泊まったが、どうぞ吸ってと言われても気がひける。できたら、禁煙したいと思った。
8月になってポストに「介護保険証」と「年金請求書」が立て続けに届いた。65歳の誕生日をきっかけに禁煙してみることにした。今日が5日目である。なんとか、禁煙できている。こう考えたのである。年金生活者になれば、収入は減る。タバコは結構高い。1ヶ月1万円以上かかる。そのかわり、月に2回ゴルフをしよう。最近は、1人予約という方法がある。家の近くには、幸運なことにゴルフ場が多い。どちらかと言えば、知的な禁煙だが長続きするか。
  

Posted by okina-ogi at 09:42Comments(0)日常・雑感

2017年08月02日

台風迷走



7月の21日に、南鳥島付近で発生した台風5号は、2週間近く経つのに太平洋上にあって西北にゆっくり向かっている。勢力も強く、温度の高い海上を移動しているので、衰えがない。気象庁も今後の進路を確定できないでいる。
以前から旅行の計画を立てていて、8月6日の昼に福岡空港に到着する便を予約してある。微妙になってきた。変更するなら3日前である。ホテルの予約の変更もあるからだ。マイレージの予約変更は、初めての経験である。
  

Posted by okina-ogi at 16:07Comments(0)日常・雑感