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2012年08月20日

法律門外漢のたわごと(労働基準法③)

日本人は働き過ぎだという外圧があって、宮沢内閣の頃か、労働時間の短縮が求められるようになりました。もう20年近く前のことになるでしょうか。土曜日は半休、日曜日が休日という時代が長く、高度成長時代は、たくさんの「時間外労働」をして、企業は収益を上げ、職員の給料も上がりました。今の、中国のような経済状況だったのですが、その成長も鈍化し、日本は「生活大国」をスローガンにするようになりました。労働時間を短くして休日も増やし、豊かな、ゆとりのある生活ができる国にしましょうということでした。働き蜂のような生活から蝶のようにヒラヒラという感じでしょうか。
 1週間は、40時間以内で働くこと。祭日、国民の祝日、年末年始の休みを含めて、土日は休み。完全週休2日制を目指そうということでしたが、中小企業では、そんなに休んでいたら経営がなり立たなくなってしまうところが出てきます。そこで、労働時間の弾力的な運用規定ができて、そのいくつかのメニューの中から選択することができるようになりました。
 「1か月単位の変形労働時間制」という制度があります。月前に、1か月が週40時間以内になるように勤務表を作成し、勤務するというやり方です。仕事というものは、自分の都合ではなく相手に合わせるものですから、勤務を変更することも出てきます。ここからが、「常識」が問われることになります。原則的な決まりはありますよ。変更した結果、ある週が40時間以上になれば、割増賃金が必要になる。その月が40時間以内になっていても。労働者に対する不利益料のようなものでしょうか。しかし、労働者が、職場のことを理解し、予定できる変更だったら、割増賃金を請求しなくても良いと考えるのが「常識」だと思うのですがどうなんでしょう。こうした解答を試験問題でしたら×になりますね。管理者の中には、割増を出すなら変更はできないという指示を出す人もいるようですが、仕事がスムーズに行くことが優先するというのも「常識」だと思うんですが。こうした考えは、コンプライアンスに反し、柔軟過ぎて規律のない考えでしょうか。


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