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2012年10月01日

霧と話した

心に浮かぶ歌・句・そして詩31
詩と曲、どちらが先かという話があるが、どちらもあるようである。作曲家、中田喜直は、父親である「早春賦」を作曲した中田昌に劣らず、数々の名曲を残している。「夏の思い出」や「雪の降る町を」は広く知られているが、芸術歌曲といわれるジャンルでも、名曲がある。加藤周一が作詞した「さくら横ちょう」もその一つだが、別宮貞雄という人の曲もある。この場合は、詩が先にあったということになる。
鎌田忠良の作詞「霧と話した」も中田喜直が作曲しているが、詩も良いがメロディーが勝っているような気がしてならない。

「霧と話した」
わたしの頬は ぬれやすい
わたしの頬が さむいとき
あの日あなたが かいたのは
なんの文字だか しらないが
そこはいまでも いたむまま

そこはいまでも いたむまま
霧でぬれた ちいさい頬
そこはすこし つめたいが
ふたりはいつも 霧のなか
霧と一緒に 恋をした


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Posted by okina-ogi at 11:00│Comments(0)日常・雑感
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