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2012年11月13日

漱石の俳句

心に浮かぶ歌・句・そして詩49

菫ほどな 小さき人に生まれたし

誰あらん、文豪夏目漱石の俳句である。俳句と言えるのかなと疑問符がつくが、漱石の句だからこそ意味深い。文壇にデビューした頃の句というから40歳に近い。漱石は、神経過敏な性格だったのか、イギリス留学時代は、神経衰弱に苦しみ、最後は、胃潰瘍が原因で50歳の生涯を閉じた。留学生は、明治の時代、超エリートだったが、自分は好きなこと(作家)をやって、人から先生とあがめられるような生き方は望まないということを俳句に表現したかったのかもしれない。

漱石は、四国松山で正岡子規に出会い、彼から俳句の面白さを教えられた。漱石の句集も岩波文庫で出版されて良い句が多い。しかし、この句は、毛色の変わった感じがしている。漱石にあやかったわけではないが、私も漱石調で一句詠んだものがある。

去来ほどな 小さき墓に埋まりたし

これでは季語がないので、「去来ほどな 小さき墓に雪積もる」とした。去来は、芭蕉門下の俳人で、京都嵯峨野に落柿舎という庵に住み、近くに墓がある。遠い昔、その墓を訪ねたことがある。


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