☆☆☆荻原悦雄のフェイスブックはこちらをクリック。旅行記、書評を書き綴っています。☆☆☆

2013年01月24日

夏草や 兵ものどもが夢の跡

心に浮かぶ歌・句・そして詩82

夏草や 兵ものどもが夢の跡
 
奥州平泉を訪ねた時の芭蕉の句は、あまりにも有名です。紀行『奥の細道』を抜粋してみます。
「三代の栄耀一睡の中にして、大門の跡は一里こなたに有。秀衡が跡は田野に成て、金鶏山のみ形を残す。先、高館にのぼれば、北上川南部より流るゝ大河也。衣川は、和泉が城をめぐりて、高館の下にて大河に落入。泰衡等が旧跡は、衣が関を隔て、南部口をさし固め、夷をふせぐとみえたり。偖も義臣すぐつて此城にこもり、功名一時の叢となる。国破れて山河あり、城春にして草青みたりと、笠打敷て、時のうつるまで泪を落し侍りぬ」
高館にある碑に刻まれています。芭蕉は、眼前に広がる風景を眺めつつ、遠く義経の時代を思い浮かべました。 自筆の句碑は、毛越寺にあります。正月のテレビ番組を見ておりましたら、日本に高齢になって帰化した、日本文学者のドナルド・キーンがこの寺の庭で、椅子に坐りながら語っている映像に遭遇しました。この人は、普通の日本人より、はるかに日本の文化を愛していると思います。そのドナルド・キーンが語っていたのが、この句でした。
 加えて、日本人が梅より桜を愛しているが、それは、平安時代以後だと話していたのも印象的でした。西行さんの歌の影響もあるのかと思いました。


同じカテゴリー(日常・雑感)の記事画像
晴耕雨読
「秋刀魚の味」・「彼岸花」
映画『晩春』小津安二郎監督 松竹映画
映画「関ヶ原」鑑賞
映画「麦秋」鑑賞
台風迷走
同じカテゴリー(日常・雑感)の記事
 『天才を育てた女房』 (2018-02-20 20:31)
 確定申告 (2018-02-19 17:12)
 家屋点検 (2018-02-05 14:42)
 岡潔大人命四十年祭 (2018-02-03 11:57)
 晴耕雨読の家計事情 (2018-01-26 16:47)
 晴耕雨読 (2018-01-23 12:43)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
夏草や 兵ものどもが夢の跡
    コメント(0)