☆☆☆荻原悦雄のフェイスブックはこちらをクリック。旅行記、書評を書き綴っています。☆☆☆

2013年01月25日

「惜別の歌」 島崎藤村作詩

心に浮かぶ歌・句・そして詩83
 若い時から、職場の友人との別れの席では「惜別の歌」を花向けとして歌った。詩は島崎藤村で、文体が古いので昭和の人にはなじみがないという印象であったが、自分の気持ちだから無頓着に歌い続けた。還暦が過ぎ、近い将来送別される立場に立った時、自分から唄う歌ではないので、誰かが歌ってくれないものかと思う。
「惜別の歌」 島崎藤村作詩  藤江 英輔作曲

1.遠き別れに 耐えかねて
  この高殿に 登るかな
  悲しむなかれ 我が友よ
  旅の衣を ととのえよ
2.別れと言えば 昔より
  この人の世の 常なるを
  流るる水を 眺むれば
  夢はずかしき 涙かな
3.君がさやけき 目の色も
  君くれないの くちびるも
  君がみどりの 黒髪も
  またいつか見ん この別れ
4.君がやさしき なぐさめも
  君が楽しき 歌声も
  君が心の 琴の音も
  またいつか聞かん この別れ
3番は、歌詞からすると女性の友という感じなので、2番まで歌うのが無難である。
ただこの詩は、島崎藤村の詩とはいえず、若菜集に載っている詩をベースにしている。曲は、戦時中に作られ、藤江 英輔は中央大学に学んだ人とのこと。


同じカテゴリー(日常・雑感)の記事画像
晴耕雨読
「秋刀魚の味」・「彼岸花」
映画『晩春』小津安二郎監督 松竹映画
映画「関ヶ原」鑑賞
映画「麦秋」鑑賞
台風迷走
同じカテゴリー(日常・雑感)の記事
 『天才を育てた女房』 (2018-02-20 20:31)
 確定申告 (2018-02-19 17:12)
 家屋点検 (2018-02-05 14:42)
 岡潔大人命四十年祭 (2018-02-03 11:57)
 晴耕雨読の家計事情 (2018-01-26 16:47)
 晴耕雨読 (2018-01-23 12:43)

この記事へのコメント
 「惜別の歌」の4番は、本来の4番があることを知ってか知らないのかわらないけれども、2重の改作を行っています。「惜別の歌」の原詞は島崎藤村の「高楼」ですが、それは8連の詩からなっています。そのうちの4連を選び、かつ唯一語「わがあね」を「わが友」に替えたのが、作曲者の藤江英輔氏です。その4番は、次のとおりです。
 4 君の行くべきやまかわは
  落つる涙に見えわかず
  袖のしぐれの冬の日に
  君に贈らん花もがな
 通常は、3番までしか知られていないので、野ばら社の歌集「昭和思い出のうた」に載った4番が歌われることもあるようですが、4番の原詞は下記のとおりです。
  なれがやさしき なぐさめも
  なれがたのしき うたごゑも
  なれがこゝろの ことのねも
  またいつきかん このわかれ
 ご覧のとおり、「なれ」が「君」に替えられています。思うに、「惜別の歌」は、戦地に赴く学友を送る歌として作曲され、それ故に「わがあね」は「わが友」に替えられなければばらなかったのです。しかし、小林旭のレコーディングや同名の映画以来、友=彼女トイメージされ、改作された4番もその延長線上にあります。ロマンチックな気持ちに浸りたければ、改作された4番でも良いでしょうが、作曲者の意図を汲めば本来の4番が歌わられるべきでしょうし、又私は4番が一番好きです。
Posted by sai_hikaru_syusaku at 2013年03月28日 17:01
詳しくコメントいただきありがとうございました。
Posted by okina-ogiokina-ogi at 2013年03月30日 12:51
万国は次第にヨーロッパの世界の腕時計の制造業のすばらしい標準形になって更には、 そしては皇族、政治家、ローマ法王と指導者のエリート達の非常に愛することを得た。
時計コピー
Posted by 時計コピー at 2013年09月24日 17:53
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
「惜別の歌」 島崎藤村作詩
    コメント(3)