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2013年01月30日

「星落秋風五丈原」

心に浮かぶ歌・句・そして詩85

 土井晩翠は、仙台の人。仙台駅近くに記念館がある。先年、仙台の友人を訪ねた時に見学したことがある。土井晩翠の詩で有名なのは、「荒城の月」である。滝廉太郎が作曲していることは、ほとんどの人が知っている。「星落秋風五丈原」も土井晩翠の詩である。非常に長い詩(叙事詩)であるが、三国志に出てくる諸葛孔明の生涯を詩にしている。戦前の学生などは、愛唱する人が多かったようである。諸葛孔明は蜀の知謀の軍師であり宰相であり、「三顧の礼」、「死せる孔明、生ける仲達を走らす」などの故事で知られている。近年、孔明に重なる人物は、周恩来だと思っている。孔明がなくなったのが、五丈原である。西安に近い場所にある。特に、2番の詩が好きだ。
「星落秋風五丈原」

嗚呼(ああ)南陽の旧草廬(そうろ)
二〇余年のいにしへの
夢はたいかに安かりし
光を包み香をかくし
隴畝(ろうほ)に民と交われば
王佐の才に富める身も
ただ一曲の梁歩吟(りょうほぎん)。

閑雲野鶴空闊(ひろ)く
風に嘯(うそぶ)く身はひとり
月を湖上に砕きては
ゆくへ波間の舟一葉(ひとは)
ゆうべ暮鐘(ぼしょう)に誘はれて
訪ふは山寺の松の風。


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