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2013年05月22日

心に浮かぶ歌・句・そして詩117

夏は来ぬ」
作詞 佐々木信綱 作曲 小山作之助
卯(う)の花の、匂う垣根に
時鳥(ほととぎす)、早も来鳴きて
忍音(しのびね)もらす、夏は来ぬ

さみだれの、そそぐ山田に
早乙女(さおとめ)が、裳裾(もすそ)ぬらして
玉苗(たまなえ)植うる、夏は来ぬ

橘(たちばな)の、薫るのきばの
窓近く、蛍飛びかい
おこたり諌(いさ)むる、夏は来ぬ

楝(おうち)ちる、川べの宿の
門(かど)遠く、水鶏(くいな)声して
夕月すずしき、夏は来ぬ

五月(さつき)やみ、蛍飛びかい
水鶏(くいな)鳴き、卯の花咲きて
早苗(さなえ)植えわたす、夏は来ぬ

緑がいよいよ濃くなって、梅雨に向かう頃の田園風景が見事に描写されている。佐々木信綱は、歌人でもあり、近代では珍しく、親子孫4代にわたって歌詠みになっている、子供、孫3代が国語学者である金田一京助を思い出させる人だ。


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