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2013年05月24日

『福祉を廻る識者の声』2(清水三郎)

四半世紀にわたる実績を生かして         清水三郎
 わが日本もいよいよ世界一の長寿国になった。高齢者社会は着実に始まりつつある。かつて我々は「ゆりかごから墓場まで」と、高福祉社会の到来を夢見た時代があったことを思い出す。理想と現実の隔たりの何と厳しいことか。今や、我が国は目前の老人福祉対策に大変な時代となっている。老人福祉の事業は地方自治体の貧しい財政力では手に負えない。
 国の施政の最も大きな課題のひとつである。勿論、国の財政や立法だけで解決できる問題ではないことは明らかである。末端市町村が、施行の面で力をつくさねばならないことであり、更には、国民一人一人が自らの問題として自覚認識して取り組まねばならない課題である。
 人間誰しも老いてゆく。程度の差こそあれ心身ともに衰えることは必定である。自分の将来のために今、何をなすべきか考えなければならない。
 私は地方自治体の施策を、それぞれの団体と協議して、地域住民の老人対策に最良最適の方策をとらねばならない責任を痛感している。具体的にはこのような事業の場合、多くの人々の奉仕協力、施設、資金がそれぞれに充分あることが理想である。施設をつくり、運営資金がどうにか都合できても、人々のこれを支えてくれる奉仕の心と手がなければ運営は困難であり、その成果をあげることはできない。幸いに原先生の率いる新生会が、四半世紀にわたる多くの実績を生かし、新しい時代に対応する施設作りを計画されておられるので、できる範囲の資金協力と、奉仕の心と手を動員することが責務であると考える。
今後とも多くの方々のご賛同とご協力を念願して止まない。


清水三郎(しみずさぶろう)。榛名町町長。新生会理事。        (昭和五十八年・夏号)


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