☆☆☆荻原悦雄のフェイスブックはこちらをクリック。旅行記、書評を書き綴っています。☆☆☆

2013年07月25日

『絹産業近代化遺産の旅』

 『絹産業近代化遺産の旅』写真と文 高橋慎一 繊研新聞社 1800円+税

 職場の同僚から本を贈呈された。彼の兄が務める新聞社から発行された本とのこと。編集を担当したという。内容は、書名で想像がつく。明治から、昭和30年代くらいまで、生糸は、日本の輸出製品として外貨獲得に貢献したが、高度成長の時代とともに急激に衰退した。群馬県や長野県では、盛んに養蚕が行われたが、今では養蚕農家はほとんどない。当然蚕(かいこ)が食べる桑の畑も少なくなった。
富士山が世界遺産に登録されたが、富岡市にある富岡製糸場を世界遺産にしようとする運動が起こり、世界遺産の暫定リストに記載されている。明治の初年、国策事業としてスタートした富岡製糸場は、富岡市が管理しているが良く保存されている。
著者は、写真家だが、養蚕の歴史を県内各地に訪ね、その足跡をカメラに収め、取材文章としてまとめている。碓氷峠を越えて、長野の上田まで足をのばしている。群馬県人でも見落としがちな場所もある。近代国家を目指す過程で絹産業が貢献したことを思い起こすことも意味がある。


同じカテゴリー(書評)の記事画像
『ギリシャ人の物語』 塩野七生著
『孤独のすすめ』 五木寛之 中公新書 740円(税別)
『投資なんかおやめなさい』 荻原博子著 新潮新書 760円(税別)
『鴎外の坂』 森まゆみ 中公文庫 895円+税
『白秋愛唱歌集』藤田圭雄編 岩波文庫
『人間中野正剛』 緒方竹虎著 中央文庫
同じカテゴリー(書評)の記事
 アレキサンダーの征服領地の広さの秘密 (2018-01-04 17:23)
 アレキサンダー大王(塩野七生『ギリシア人の物語』より) (2018-01-02 15:09)
 『ギリシャ人の物語』 塩野七生著 (2017-12-23 17:02)
 下山の風景 (2017-12-16 11:30)
 『孤独のすすめ』 五木寛之 中公新書 740円(税別) (2017-12-13 12:03)
 『投資なんかおやめなさい』 荻原博子著 新潮新書 760円(税別) (2017-12-12 10:43)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
『絹産業近代化遺産の旅』
    コメント(0)