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2013年10月20日

「襄と八重」 ―記念コンサート・講演―

 

 
 10月19日(土)午後4時から、安中市にある新島学園の礼拝堂で、新島襄と八重に関連した講演会とコンサートが開催された。主催は、安中市と安中商工会を中心メンバーとする実行委員会で入場料は無料。定員600名とあったが、400~500名位の入場者があっただろうか。新島学園は、戦後間もない頃に開校した、中高一体教育の基督教主義の学校で、同志社大学に進学する生徒も多い。
 磯部温泉郷にある市営の「恵みの湯」に足しげく通うようになって、そこにあったチラシで、催しを知ったのだが、申込期限が切れる日に電話で申し込んだら、大丈夫とのこと。この日も、職場を半日勤務して、「恵みの湯」でひと風呂浴びて会場に行った。市外の住民でもあり、入場料が無料なのだから、安中市の施設を利用するのも良いと思ったのである。
第一部の講演会の講師は、同志社大学文学部教授の露口卓也氏。新島襄・八重の資料を丹念に研究している先生で、八重ブームで多く販売されている本とはまた違う新鮮な指摘に感心した。
 新島襄と八重は、やはり当時にあっても、珍しい夫婦だったということである。互いの人格を認めあったと言えばそれまでだが、二人の価値観は似ているようで違っているという。「夫婦は、価値観が違って当然なのだ」というと会場に笑いが起こった。ただ、二つの指摘に納得するところがあった。①二人は、間違えれば死につながる行為をしたこと。襄は、出国の禁を犯したこと。八重は籠城して官軍と戦ったこと。命がけの人生の後の出会いだったこと。②として、まさに文明開化の時代であったこと。襄は、西洋文明、とりわけ基督教を体得している。八重は、兄覚馬の影響もあったであろうが、西洋文化に惹かれた。しかも、性格がはっきりしている。当時数少ないノーと言える日本人女性だったこと。
大河ドラマの新島襄についての講師の印象は、実像に近いという。新島襄は、人格者で偉人であることは否定しないが、八重の回想や、生徒の証言から生徒の前では良く泣き、八重には短気な面を見せている。しかし、新島が常人と異なるのは、すぐに反省し、寛容で憐憫に富む人だったということである。それが、信仰であり、いつも悩みながら神に祈っていたという。「小田切ジョー」は良い味を出しているというわけだ。
 第二部のコンサートは、「八重の桜」のバックミュージックを作曲した、中島ノブユキ氏のピアノ演奏と弦楽四重奏。随分と多くの曲があると感心した。実のところ、この大河ドラマは、あまり見ていない。あまりにも八重の会津時代が長かったからである。10月20日は、新島夫妻が安中を訪れる場面があるという。放映も、12月初めには終了するのでこれからは努めて見ることにした。


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