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2013年11月15日

徳州会事件に思う事

 いつのまにやら、このような大きな医療グループになっていたかと改めて驚いている。創立者の息子が衆議院議員になっているが、グループぐるみの選挙で公職選挙法に抵触し、関係者が逮捕されたと報道されている。
 徳之島から出て、全国各地に患者のための病院経営は、世の人々にも受け入れられ、医師会という組織とも戦いながら、成長した。それは、それで誰もができることではない。徳田虎雄という人物の志と情熱は、それなりに評価しなければならないだろう。
徳州会という組織を見ると、医療法人や社団法人等となっている。法人は、社会の公器である。公益法人となれば、なんらかの税制上の優遇措置もあるだろう。ところが、法人の代表者には、身内の名前が並んでいる。これは、異様である。天下のトヨタにしても、現在の社長は、豊田家の人だが、ファミリー企業という感じはしない。
 現在、大河ドラマで「八重の桜」が放送されているが、同志社は新島夫妻に子供がなかったこともあり、まさしく、同志が今日まで糸をつないできた。創立の精神があるので、総長は、クリスチャンということはあったとしても。創立者の一人、新島襄は同志社の創設にあたり、勝海舟に200年かけてやると言った。その言葉に勝海舟は、賛同した。組織の継承を新島襄は、重視したのである。
 もう一点注視したいことがある。急速な拡大である。大資本が、コンビニストアを拡大する手法に似ているが、医療は質を問われる。医療スタッフの採用、養成が希薄になりはしないか。以前、このブログに書いたが、伊那市にある伊那食品の年輪経営のことである。少しずつ成長していくという考えである。市場の変化という風雪に耐えながら、組織を成長させる。初心を忘れず、現状を冷静に分析し、将来の展望も忘れない。しかも、働く職員の生活に気配りする。地域にも富を還元する。どこか、徳州会とは、対照的である。しかも営利企業である。政治の世界にのめり込まず、本業に戻ってほしい。これだけ大きな組織になったのだから、有為な人材を中枢に据えてほしい。


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