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2014年01月26日

心に浮かぶ歌・句・そして詩131

人には与えよ
「人の物を我に乞うをば、厭(いと)うこと勿れ。我の物を人に乞うをば、厭(いと)う可(べ)し」

 一見矛盾しているような言葉だが、広く世に知られている「春風接人、秋霜自粛」の言葉と合わせて考えると理解できる。与えることは、財力に余裕もあり、まして友人が困っていたりすれば、当然のようにできる行為だが、自分には、厳しくしているのは、財力も少しは余裕を持っておけということだろうか。
 物質的なことではなく、与えることは、その人の心を豊かにするのも事実である。人が喜ぶことができることを喜べるというのも大事な心の働きである。私の友人に、身辺整理を始めた人がいる。新品同様の物が多く、私のところに何度かに分けて宅急便で送ってきた。こちらから乞うたわけではないが、有効に使っているというと本当に喜んでいる。捨てればごみになるだけで、誰かの役に立つことが嬉しいのである。財力のない人ではないからできるということだけではない。
 しかし、友人間のお金の貸し借りはなるべくならしないほうが良い。特に返済の見込みのない額は、お互いに心の負担になるものである。真の友人であれば、返金を考えず、あげたと割り切れば良い。
佐藤一斎『言志後録』221より


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