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2014年02月12日

心に浮かぶ歌・句・そして詩142(後藤静香『権威』より)

「深さ」

深さのない生涯はさびしい
カントはその町以外に
ただ一歩も踏み出さなかった
キリストの伝道区域は
わずか方二里であった
あえて問う 活動とはなんの謂(いい)ぞや

あれを見よ深山の奥に花ぞさく
    まごころつくせ人知らずとも
人生は広さよりも深さである

後藤静香『権威』より

 「人生は広さよりも深さである」と言い切られると反論もしたくなる。現在、東京都知事選挙が行われて、選挙運動の真っただ中である。知名度が当選に結びつくと言われている。政治家になるためには広さも必要であろう。
しかし、政治家を志す人に識見、政策の深さが求められるのは当然で、有権者の人物を見抜く力も求められている。そのためには、有権者にも政治への関心の深さが必要になる。
人が人生の中で何を掘り下げるかが問題になる。深く掘ったが、温泉が湧かなかったということもある。せっかく深さを人生に求めるならば、それが何かということになるが、誰が詠んだかわからない、この和歌に出てくる「まごころ」ということになるが、そこにたどり着くのは大変そうである。


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