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2014年03月28日

良寛さんにまつわる話(6)「いたずらがき」

 相馬御風『良寛さま』に書かれているエピソードを拾って紹介したい。皆有名なものばかりで、いまさらという感じがすると思うが。タイトルはそのまま借用する。
 良寛さんが日頃お付き合いのある村の金持ちが、当時日本一の画家と言われた円山応挙の絵を百両で買った。良寛さんは、無性にその絵が見たくなり、その金持ちに頼み込んで絵を見させてもらうことができた。
 絵に見入っている内になんともいい気分になり、その絵の上のあいたところに、自分の好きな文句をかいてしまった。我に返った良寛さんは、「これは大変なことをしてしまった」と家に逃げ帰ってしまう。もちろん絵の所有者は、憤慨したが、良寛さんだから許してあげようということになった。自画自賛ではなく、自画他賛ということになった。今日になっては、大変な家宝になっている。当代一流の画家と書家のコラボレーションになった。


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