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2014年05月21日

心に浮かぶ歌・句・そして詩156

ただ一人

人生は
ただ一人ゆく旅ぞ
最後の頼りは
さびしくとも
自分だけである
ただ一人行くべき自己と知ったとき
どうして粗末にされようぞ
どうして充たさないでよかろうぞ
どうして高めないでよかろうぞ

後藤静香『権威』より

「人生はただ一人ゆく旅」という認識は、深い。若い時、後藤静香が芭蕉の『奥の細道』の評論を書いた原稿の書き写したものを、ある人からいただいて読んだことがあった。芭蕉研究家の評論に劣るものではなかった。蕪村の俳句の鑑賞した講話も聴いた。その確信は「人生はただ一人ゆく旅」にある。無為に日々を過ごすのはあまりにももったいない。


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