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2014年06月18日

『千曲川のスケッチ』島崎藤村著 新潮文庫 391円




島崎藤村は、明治32年から小諸義塾の教師として7年間長野県小諸に住んだ。懐古園には、千曲川旅情の歌碑文が残っている。懐古園からも千曲川の流れが見える。島崎藤村は明治学院、東北学院の教師を経て、詩人として世に出たが、後に小説に転じた。その中間点でもあるこの時期に、写生文としての『千曲川のスケッチ』を書いた。明治時代の農村風景が描かれており、時代考証の資料にもなる。
大作『破戒』の素材になっている文章も綴られている。歌人や俳人が自然をスケッチするように、散文での自然描写も見事である。上田、小諸、佐久、あたりの千曲川流域の知名度を上げた島崎藤村のこの作品は、一度は通読しておきたい。


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『千曲川のスケッチ』島崎藤村著 新潮文庫 391円
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