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2014年11月15日

『漱石夫妻愛のかたち』 松岡陽子マックレイン著 朝日文庫

著者は、夏目漱石の孫である。2011年に亡くなったが、83歳の時のこの本を書いている。漱石の孫は、他にもいるが、長女筆子の娘で、妹には、作家半藤一利の妻がいる。彼女には、生前の漱石の思い出は、漱石の死後生まれたのでない。しかし祖母である鏡子は、長命で生活を共にしている。漱石のことは、母親と祖母からの情報で、「漱石夫妻の愛のかたち」を語っている。世に漱石の妻は、悪妻として知られている。実際はそうでないという。身内の弁護でもない見解だということが、本を読むとわかる。気難しい漱石と最後まで、寄り添えただけでも尊敬に値する。同感である。精神状態に波があった漱石は、妻への心遣いや子供への愛も強かった。男の子は怖ろしいと感じていたようだが、娘の孫ということも影響しているかもしれない。漱石の作品は、高校時代からすっかりご無沙汰しているので時間ができたら読み返してみよう。


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