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2014年12月08日

『春宵十話』(3) 岡潔著 毎日新聞社

この本を読んで思うことは、日本の良さ、日本人の心の再発見である。戦前の教育は、全てが間違いなのではないという自覚である。他者のことを思いやることは、いつの時代でも大事な心の働きである。とりわけ、人の悲しみがわかるということが大切だと言う。どうすれば良いか、「自分のことを後にして他人を先にする」ということを心がけることだ。そうするには、自我を抑止すること。これが、むずかしい。キリスト教のように、自分を愛するように人を愛するというのとも違う。見返りなども求めない。本来の日本人は、無意識にこうした行為ができる。善行とは、こうした行為だというのである。こうした、行為が少しでも実行できるかということが、人生の課題になった。
還暦を過ぎた今日、こうした意識は忘れてはいないが、実行できたかは疑問である。ただし、毎年のように岡潔ゆかりの人達の集い、春雨忌に出席し、自分以上に、自我抑止を心がけている人達と再会することにより、自分の識も向上するように心がけてきた。他界した人もいるが、この友人関係は岡潔が残してくれた大切な贈り物だと思っている。


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『春宵十話』(3) 岡潔著 毎日新聞社
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