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2015年01月27日

かくすればかくなるものとは知りながら・・・




NHK大河ドラマ『花燃ゆ』では、主人公の兄である吉田松陰が密航に失敗し、萩に護送されてくる場面があった。野山獄に収監されることになる。江戸から萩に向かう時、赤穂浪士の眠る泉岳寺の前を通った時の感慨もあり「かくすればかくなるものとは知りながらやむにやまれぬ大和魂」という歌を作ったとされている。
吉田松陰は、若くして学者となり、教育者であった。松下村塾からは、明治維新に導いた多くの俊材を輩出した。何よりも特筆すべきは、行動家であり自分の考えを実行に移した。脱藩もし、密航を企て、政府の要人を要撃する計画まで立てた。そして最後は、安政の大獄で政治犯として斬首された。キリストで言えば十字架への道である。松陰の人生はこの歌に象徴されているような気がする。
『留魂録』を読んでみたいと思いアマゾンで注文したがなかなか届かず、昨日届いた。『留魂録』の文字を写真で見ることができた。しかも、死刑の前日に書き上げたとは思えない乱れのない文字で、その内容も整然としている。斬首の直前の態度も落ち着いていたという。
さらに驚くのは旅を多くし、それは学問のためで兵学者として見聞を高めることであり、旅の中でも貴重な本を読んでいる。野山獄にあっても多くの著作を読んでいる。それは、全て「功業を為すつもりではなく、忠義を為すためであった」。その知識が詰まった頭を幕府の役人に切らしたのである。
皇国主義に導いた思想家、テロの先導者などという指摘は当たっていない。その人を見るべきである。


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