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2015年02月24日

『マイナーなればこそ』 本井康博著 恩文閣出版 1900円+税

著者は、同志社大学神学部教授。同じく、同志社大学神学部を卒業し、長く安中教会の牧師をされていた井殿園先生がこの本を貸してくださった。井殿園は、エデンの園を連想させる。ご本人に聞いたことはないが、お父様もクリスチャンに違いない。それは、別にして、著者の署名がある。
 付せんがあって、岡山における同志社水脈―岡山と新島襄の部分から読み始める。井殿先生は、岡山県高梁の出身で、新島襄ゆかりの地でもある。新島襄が海外渡航する前に、江戸から備中松山藩の快風丸でこの地を訪ねている。藩主は、板倉勝静(かつきよ)と言って、幕末の老中にもなった人物である。安中藩も板倉氏で両藩は親せき筋になる。10年余りのアメリカ滞在から帰国し、京都に同志社英学校を設立した。教育はもちろん、キリスト教の伝道にも力を注ぎ、安中と高梁の布教には特に情熱を燃やした。岡山県と群馬県は、同志社と今も関係が深い。
 著者は、新島襄研究者として多くの著書があるようだが、明治維新の負け組の中に、同志社が生まれたと言う指摘であり、この本の書名になっている点である。ただ、新島襄は、勝ち組との人脈もあった。その筆頭が木戸孝允であることは知られているが、他の勝ち組の有力者に同志社設立の協力を求めていることがこの本でよくわかる。


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『マイナーなればこそ』 本井康博著 恩文閣出版 1900円+税
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