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2015年03月11日

なぜ歩詰めは禁じ手なのか

先週のNHK将棋対局で二歩の禁じ手が出現。大変驚いた。将棋のルールの中には禁じ手が結構ある。先々週の森内九段と深浦九段は、なかなかの熱戦で、終盤は深浦九段が勝勢に見えた。解説者の佐藤九段も深浦九段に分があると見ていた。詰みの場面があった。と言っても歩を打てば詰みという場面である。当然のことながら歩は打てない。とうとう寄せきらず、森内九段の勝ちになった。
将棋もチェスもインドから生まれたとされる。戦争ゲームのようなものか。駒の働きも似ているが、決定的に違うのは、相手から奪った駒を再利用できるのが将棋である。「昨日の敵は今日の友」である。それだったらなぜ歩を打って王様を仕留めてはいけないのだろうかという素朴な疑問がわく。
武士の美学からして、名もない足軽(歩)に首を取らせるわけにはいかないからだろうというごもっともな説がある。しかし、「歩のない将棋は負け将棋」という格言もあるように歩も馬鹿にした存在ではない。と金にもなることができる。主権在民の国になっているのだから歩にも詰めに一役加えてほしいというのは思いつき過ぎるだろうか。将棋愛好家としては、伝統重視の保守派である。


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