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2015年04月29日

『はじめて楽しむ万葉集』 上野誠著 角川ソフィア文庫 705円(税別)




群馬県立土屋文明記念文学館の企画展に置かれていたので購入した。著者は、この企画展に関わっている。奈良大学の文学部の教授で、万葉集に詳しい。本の帯には、NHKの「100分de名著で話題!」と紹介されている。100首近くの歌を解説しているが、男女の恋の歌が多い。解説も分かりやすくて面白い。
赤裸々に恋の感情を歌に詠んでいると思っていたら、意外や人の目や噂を気にしている。大和乙女の恋心というか、恥じらいもあり、彼氏を待ちわびる健気さもある。逆に皮肉たっぷりにやり返す歌もあって、当時もいろいろの男女関係があったことは、当然と言えば当然。
「君待つと我が恋ひ居れば我が屋戸の簾動かし秋の風吹く」
額田王が天智天皇を思い作った歌。秀歌だと思う。
書斎に万葉集関係の本が久しく読まずに置かれているが、少しずつ読むようにしたい。そう思わせてくれた本である。


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『はじめて楽しむ万葉集』 上野誠著 角川ソフィア文庫 705円(税別)
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