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2015年05月22日

大往生(3)

身近な人の突然の死に出会った。人伝えに聞いたのだが1週間後のことで、既に葬儀は、終わっていた。死因は心筋梗塞だった。NTTを退職後、家業の農業に従事し、梅の栽培や米作りをしながら、区長などを勤めながら、地域にも貢献し、梅の出荷組合の役員でもあった。実に活動的な人だった。
体力もあり、重い荷物も苦もなく運べる力持ちで、20キロ以上ある梅のコンテナを二籠も運ぶ姿を良く目にした。髪の毛もふさふさ、歯も丈夫で、若若しさに満ちていた。食欲も旺盛で至って健康そのものだったので急逝にはビックリした。
自宅に弔問すると、奥様が遺影の前に案内し、線香の煙の立ち上る横で亡くなった時の様子を話してくれた。午前中に、役員会議の議題を仕上げ、午後は田植えの準備を済ませ、家に戻りシャワーを浴び、冷えたビールを「美味い」と飲んだ直後に倒れたのだという。救急車が駆け付けるまで、心臓マッサージしたが意識は戻らなかった。奥様は、看護師であったが手の施しようがなかったという。病院に運ばれたが蘇生することはなかった。
72歳であった。
なんでも自分でやってきた人だったので、これから始まる農作業もどうして良いかわからないと途方に暮れている。務めをしている子供が休日、父親の残した仕事をすると言ってくれたのを頼りにしている。心の整理ができないのは当然だ。慰めの言葉もなかったが、人の死は避けられないこと、長病をせず亡くなったことを話すと納得されていた。


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