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2015年08月04日

伊藤元重氏の講演



8月3日(月)、午後、高崎市で著名な経済学者の講演を聴いた。現在の、世界経済の動向を約一時間語った。氏は、政府の経済戦略に委員として加わり、日本の経済政策に関わっている。現在の安倍政権にも深く関係しているが、そうした生臭い内容ではない。
講演は、某地方銀行が、資産運用のセミナーとして開催したもので、参加者は、リタイヤ組みが大半である。月曜日の開催だからなおさらである。資金運用については、エスケープである。
学者さんというのは、難しいことを難しく話すのだろうと思っていたが、そうでもない。マスコミなどに出ることも多いようで場慣れしているのかもしれない。経済学の要点として三つの目を持つように、若い時に指導教授に言われたという。
鳥の目、昆虫の目、魚の目だという。鳥瞰し、小さなところも良く見て、流れを感じ取るということだという。今回は、世界経済の動向だから、鳥の目の話しになるのだろうかと思って聴いた。中国経済についてである。株が乱高下したり、経済成長も低くなっているが、結論は心配ないという。説明がおもしろい。「一党独裁の国は、国民の幸せより、社会の安定を重視するから」。事実多額の銀行の不良債権を、国の税金で処理した実績があるという。
日本経済についてだが、「黒田日銀は、ルビコン川を渡ったので、再び後戻りしない」なんのことかと思ったら、国債を買い続けるという方針を変えないだろうという。そして、2020年のオリンピック開催までは、景気は下がらないだろうというかなり楽観的な経済予測である。目標があれば、投資も前向きになるという。
最後に、金融資産をどのように運用するかについて言えば、全てにリスクがあるということを念頭に置けば、資産は分散するということにつきるという。資産があればの話である。


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