2015年09月11日
河川の氾濫
台風接近による大雨によって鬼怒川の堤防が決壊して、家が流され、行方不明者が出ている。数日で600ミリ以上の雨が降り、鬼怒川は耐えられなかった。鬼が怒ったわけではないが、50年に一度の雨量だったという。
昔から、治水は、国を治めることとも言われた。急流で知られる富士川は、長野から山梨、静岡の3県を流れ、駿河湾に注いでいる。富士川の上流は、釜無川で武田信玄が築いたとされる信玄堤が今も残っている。富士川には、雁堤という遊水池を兼ねた堤防が、江戸時代に築かれた。富士川を川舟が運航できるようにしたのは、角倉了以であるが、人の暮らしに、川は大きな役割を果たしている。
9月の京都行き、10月の日光と鬼怒川温泉行きに、今回の洪水は、川の歴史、役割を理解するきっかけにしたい。行方不明者の生存を祈るばかりである。
Posted by okina-ogi at 16:55│Comments(0)
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