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2015年10月14日

『高崎の鬼城さん』村上鬼城顕彰会 あさお社 500円

村上鬼城企画展で購入した小冊子であるが、中高生でもよくわかるように編集されている。村上鬼城の生い立ちや、正岡子規や高浜虚子との書簡のやりとりも紹介されている。もちろん、村上鬼城の代表句の解説もある。
とりわけ、新鮮だったのは、ともにホトトギスの会員だった、村上成之(高崎中学校国漢教師)と水魚の交わりともいえる親交があったことである。二人は俳句を通じて意気投合したのである。鬼城は成之と会わない日は淋しかったらしく、部屋に写真でもあればと思ったが、成之は、大の写真嫌い。成之はどうしたかと言うと、すり鉢に墨を入れ、そこに顔を突っ込み、唐紙に自分の顔を押し付けた。それが南瓜のようであったので
誰やらに似て静かなる南瓜かな
と書き、別の一枚には
これをたたけばホ句ホ句という南瓜かな
お互いに一つずつ手元に置いた。
鬼城は、俳画も得意で
似たものの二人相逢ふ南瓜かな
の句に南瓜を描いて成之に贈った。なんともいえない友人関係ではないか。


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『高崎の鬼城さん』村上鬼城顕彰会 あさお社 500円
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