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2015年11月05日

心に浮かぶ歌・句・そして詩176

俳句鑑賞(12)
みちのくの伊達の郡の春田かな
            富安風生
富安風生は、戦前の逓信事務次官でもあった。ホトトギスにおける高浜虚子の評価も高い。伊達郡は、阿武隈川流域の平原地帯で、芭蕉のように徒歩で訪ねたことはないが、その風景を容易に想像できる。
句の意味もあえて説明することもない平易な句であるが、美しい風景画になっている。旅情も誘う。次の句も「みちのく」を題材にしている。
雪深く南部曲家とぞ言える
        山口青邨


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