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2015年11月24日

特別企画展「始皇帝と大兵馬俑」



平成になって間もない頃、中国大陸を訪問する機会があった。その時、西安市の郊外にあった兵馬俑抗を見ることができた。大きな屋根の下にあって、そのスケールに圧倒された。2000年以上前に天下統一を果たしたといえ、これほどのものが作られた不思議である。豊臣秀吉の事業などと比較できない規模である。
上野の東京国立博物館で「始皇帝と大兵馬俑」が開催されている。秦の歴史と始皇帝が紹介され、出土品も展示されている。圧巻は俑と呼ばれる、兵士の土偶である。何千と在る像のなかで代表的なものが展示されていたが、同じものがないというというのも驚きである。型を作り同じ像を作ったわけではないのである。これらの秦の時代の軍団を模した俑は、死後の始皇帝を守るためのものだというから、さらなる驚きである。
秦の国は周という王朝があった時代に生まれ、500年ほどの時を経て、始皇帝の時代に中国を統一した。しかし、15年という短い天下であった。兵馬俑抗を案内してくれた中国の友人は始皇帝の政治は、覇道だったと言った。その反対が王道である。為政者に富が集まり、人民を酷使、犠牲にする政治は、長続きしないのである。


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