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2015年12月02日

友情ということ

武者小路実篤の小説に『友情』というのがあった。中学3年生の頃読んだ記憶がある。粗筋も覚えていないが、遥か彼方の読後感は残っている。3角関係の話になっていて、中学生には理解しにくい内容だが、感情的には響くものがあった。もてない男は、違うところで勝負しなければならない。恋愛と友情はどこか違っている。
友人はいるが、友情を持った友人はどれほどいるか。その基準は何に置くべきかと考えることがある。不一不二という言葉がある。そのような関係だと言えば抽象的だろうか。手紙の最後にこの言葉を使うことがある。今日まで、この言葉を使った友人は、わずかであり、その時の特別な心境も加わっている。気恥ずかしいのである。
情と言う心の働きは、深いものがある。言葉では伝わらないが、他者の心に響くのである。長い年月、離れ離れになった友人と再会し、懐かしさもあるが、実に過去の自分に対する記憶を留めてくれていることがある。その時、その瞬間、深く心を通わせていたからそうなるのである。「人は、懐かしさと喜びの世界に生きている」と言った人がいる。


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