2016年01月16日
『代表的日本人』 内村鑑三著 岩波文庫
古典と言われても良い名著だと思っている。今も、岩波文庫で読むことができる。正月から、4回、NHKでこの本が取り上げられる。日本人が、英語で書いた本で、新渡戸稲造の『武士道』、岡倉天心の『茶の本』とともに今日でも愛読されている。
取り上げられた、代表的日本人を文庫の表紙に載っている肖像画から全て言い当てられる人は少ない。正解は、西郷隆盛、二宮尊徳、上杉鷹山、中江藤樹、日蓮である。日蓮は、宗教家であるが、他の4人には、共通した学問の素地がある。それは、儒教である。この本に刺激されて、ゆかりの地を訪ね、紀行文を書いた。西郷隆盛は、鹿児島。二宮尊徳は、小田原。上杉鷹山は、米沢。中江藤樹は、滋賀県の琵琶湖のほとり。日蓮は、鎌倉と配流の地佐渡である。
100分で名著『代表的日本人』を手元に置いて、テレビを見ている。
Posted by okina-ogi at 10:24│Comments(0)
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