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2016年01月24日

ソロンの改革



古代アテネにソロンという貴族がいた。都市国家同士だけでなく、アテネの内部でも争いごとが絶えなかった時代の人である。紀元前638年の生まれである。当時もアテネ住民の経済格差はあった。経済力のないものは、市民権もなく、奴隷のように処遇されていたから、現在のような民主政ではない。
 ソロンは、何を改革したかというと、大きなものに二つある。一つは、借金をした人が返済できない時、奴隷になり売買されるような存在になることを廃止したのである。債務者の救済である。一つは、貨幣価値を切り下げ、借財の負担を軽減したことである。 
 人権を尊重したというより、経済的見地からの発想だったようだ。経済格差が大きくなれば、アテネの政情不安が増すだろうと考えたのだろう。政治の仕組みでも、経済的背景を考えることは、今も昔も大事なのだ。


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