☆☆☆荻原悦雄のフェイスブックはこちらをクリック。旅行記、書評を書き綴っています。☆☆☆

2016年02月01日

名句鑑賞

NHK俳句テキストに、写真入りで『名句鑑賞』と題して古今の俳人の句が紹介されている。句会のつもりで自選してみた。作者の名前が書かれており、周知のものは除くことにした。例えば、
雪とけて村いっぱいの子ども哉
一茶の句である。一茶は、信州北部の人。晩年は、故郷で過ごした。
次の句が自選である。
一つづつ光輪まとひ猫柳 伊藤柏萃
伊藤柏萃は高浜虚子門下。写生句である。なるほどと思わせる写真に添えられている。よく観察しているということである。
黒髪を潮の香包む絵踏かな 星野高士
季語が最初わからなくて、歳時記で調べてみると「絵踏み」である。春の季語である。長崎奉行所で行われた「絵踏み」は春に行われたことに由来する。長崎で、その踏み絵を見たことがある。
野の涯に野火のはじまりさきくませ。 加藤郁乎
「さきくませ」の意味ががわからない。調べてみると「ご無事で」という意味。古語である。ヤマトタケルの物語を連想した。俳人は、言葉を選ぶが語彙も豊富でなければならない。


同じカテゴリー(書評)の記事画像
伊藤園に選ばれた俳句より(春の空)
伊藤園に選ばれた俳句より(つぼみ桜)
伊藤園に選ばれた俳句より(銀河)
自選句(岩鏡)
自選句(黄菊、白菊)
自選句(ミモザ)
同じカテゴリー(書評)の記事
 伊藤園に選ばれた俳句より(チュウリップ) (2024-04-11 08:51)
 伊藤園に選ばれた俳句より(春の空) (2024-04-09 09:47)
 伊藤園に選ばれた俳句より(つぼみ桜) (2024-04-08 16:04)
 伊藤園に選ばれた俳句より(銀河) (2024-04-07 08:39)
 伊藤園に選ばれた俳句より(セーター) (2024-04-06 09:44)
 伊藤園に選ばれた俳句より(百足) (2024-04-03 15:47)

Posted by okina-ogi at 11:56│Comments(0)書評
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
名句鑑賞
    コメント(0)