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2016年02月13日

『昭和天皇実録 第二』東京書籍

自 大正3年 至 大正9年の昭和天皇の日々のご様子が記録されている。ご年齢は、13歳から19歳までである。東郷平八郎の名前が頻繁に出てくる。東宮御学所総裁であったからである。『坂の上の雲』に登場する秋山好古の拝謁の記事があった。大正4年3月17日である。近衛師団長に新任になったためである。弟の秋山真之も謁を賜る機会があった。大正5年12月25日、欧州戦乱状況を御聴取と書かれている。陸海で日露戦争を戦った兄弟が、昭和天皇に拝謁していることを知った。
 『昭和天皇実録』は昭和天皇の日々の行動記録だが、時代背景や人物を重ねて見ると興味深く、新鮮な感じで読むことができる。井上馨、板垣退助、寺内正毅などの死去の報も載っている。名前の前に爵位が書かれているのも華族制度のあった時代らしい。
 ゴルフに熱心だったこともわかる。必ずしもゴルフ場でなさったのでなく、新宿御苑、赤坂離宮広場でなされることがあった。2月の寒い時期のゴルフもあり、よほどお好きだったようである。学者天皇であった研究熱心の表れかもしれない。
 皇室であれば当然と言えば当然だが、京都、奈良を訪ねた折に、歴代天皇の御陵を参拝している。明治天皇稜が伏見にあるということは、うかつにも知らなかった。伊勢神宮をお参りになっているのはもちろんである。


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