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2016年03月03日

『花神』司馬遼太郎著 新潮文庫

『花神』司馬遼太郎著 新潮文庫

NHKの大河ドラマで印象的な番組は、「竜馬が行く」(1968年)と「花神」(1977年)である。共に原作は、司馬遼太郎である。他にも司馬遼太郎原作の大河ドラマもある。こうしたことも、司馬遼太郎が国民的作家になった一因と思っている。とりわけ、「花神」は、見ごたえがあった。役者も良かった。
「花神」は、花咲か爺さんという解説があった。花咲か爺さんは、村田蔵六である。明治陸軍の創立者と言われる大村益次郎でもある。演じたのは、中村梅之助で、前進座の関係でお会いしたことがある。最近亡くなった。和服姿で団扇を仰ぎながら進軍する姿。好きな湯豆腐で一人晩酌している姿などが浮かんでくる。
明治維新を成し遂げた、長州藩の人物模様でもある。最初に思想家が出る。吉田松陰である。次に、革命児が出る。高杉晋作である。そして、維新を成就させる。それが大村益次郎であった。大村の才能を見出した、桂小五郎の役割も大きい。
このドラマを見て、すっかり司馬文学の虜になってしまった。『世に棲む日々』このドラマの原作として使われている。映像も残っているようだ。あえて、見ようとは思わないが、本は再読してみようと思う。この年、就職したことも思いで深い。


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Posted by okina-ogi at 18:01│Comments(0)書評
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