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2016年09月06日

『安曇野(五部)』臼井吉見著 筑摩書房

完結編。とにかく大作であった。新宿中村屋の相馬夫妻を主人公に据えたのも良かったが、安曇野を一躍有名にした功績は大きい。安曇野と言う場所が好きなったことは、無論なのだが、信州という隣接県の県民性に興味を抱いた。内陸にあって、高山に囲まれた地形や風土も傍から見れば魅力的である。特に春の季節は、何ともいえない自然がある。5月の連休は、自然と信州に足が向く。
相馬夫妻の死を持って小説は大団円とならない。突然「僕」が登場し、戦中戦後の体験談を交えた臼井史観が繰り広げられる。著名な学者や作家が登場する。小説『安曇野』からすれば蛇足のような感じもする。


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Posted by okina-ogi at 16:40│Comments(0)書評
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『安曇野(五部)』臼井吉見著 筑摩書房
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