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2017年02月17日

北朝鮮という国家

朝鮮半島の歴史を詳しく知っているわけではないが、地理的には、半島であって、中国大陸に成立した王朝に従属するように、外交的には鬱屈した状況の中で、朝鮮民族として国を保ってきた印象がある。儒教思想を大陸から取り入れ、民族の結束を図ってきたという印象もある。古代においては、海を隔てた日本との交流もあり、当時としては先進的な技術も日本にもたらしている。仏教の伝来も朝鮮半島を経由している。慶州を訪ねたことがあるが、古墳の埋蔵品を見たら、高松塚古墳との類似に驚いた記憶が残っている。渡来した人々も多く、血の交わりもあることも否定できない。
日露戦争後、朝鮮半島は、日本に併合されたが、第二次大戦後、日本の統治を離れ朝鮮戦争によって南北に分断された。北の朝鮮民主主義人民共和国とは、国交はないに等しい。近代の国家としては、まれに見る専制国家と言える。国の名称とは程遠い、一部権力者の支配する国になっている。しかも、ブラックホールのように国の内情が見えない。軍事費の割合も高く、国民の暮らしは豊かに見えない。さらには、言論の自由もなく、思想統制がなされている。人権も守られていない。
数日前に、金正男の暗殺が報じられた。側近の粛清もあった。なんと恐ろしい国かという感じがする。でも、そんな国にあっても人は生きていかなければならない。憂鬱に思うのは、自己保身を異常な行動に導く国の体質に対してである。手柄を立てて、権力者に媚をうる人間が出てくることである。讒言をすることもあるだろう。共産主義国家だからということではない。教条主義というか、さまざまな価値観を認めない社会や、組織に起こりがちな現象で、歴史上人類は何度も経験している。北朝鮮の国家体制は、当面変わらないだろう。窮鼠猫を噛むというような、国際紛争だけは避けたい。トランプ大統領もこの点は、自覚自制して政治をしてほしい。


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