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2017年03月21日

「私の履歴書」



日本経済新聞を購読してから長いが、「私の履歴書」欄は、一面より先に読むことにしている。月に一人の人物が紹介される。3月は、美術収集家のジョー・プライスである。1月がカルロス・ゴーンだったので、今年になって二人目の外国人の登場である。近年になって、江戸期の画家、若冲の展示会が好評を博している。若冲ブームを引き起こしたのは、プライスの収集が大いに貢献している。
外国の人が、日本の、しかも江戸時代の日本画の虜になるのも驚きだが、記事を読むうちに納得がいった。プライスは、自然に対する関心が若いときから強かった。しかも、帝国ホテルの設計者として知られる、ライトとの出会いもあった。
美術品を収集するには、財力も必要である。彼の父は、パイプラインを建設する会社で財を成したことが大きい。兄とともにその会社で働き、美術品の購入できる資金は、遺産だけではなかった。彼は、美術品だけではなく、伴侶も日本から手に入れている。当然親日家である。親日家というよりは、高齢になって日本に国籍を移した日本文学の研究者、ドナルド・キーンは「私の履歴書」に紹介されていない。文化勲章受章者でもある。94歳の高齢でもあることだから、早く登場させてもらいたいと思う。


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