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2017年04月18日

『風蘭』 岡潔著 角川ソフィア文庫 821円



岡潔のエッセイが最初に出たのは『春宵十話』であった。自ら執筆したと言うのではなく、口述筆記によるものであった。次に出版された『風蘭』も口述筆記による。昭和52年2月に、友人に誘われて、奈良の自宅の一室でお会いし、話を聞く機会があった。強烈な印象として残り、岡潔の書籍を求めたが、当時ほとんどの書が絶版になっていて購入することができなかった。古本屋の店頭を探したが見当たらなかった。
出版から50年近くなって、復刻版が出るようになった。『風蘭』もそうである。日本の将来への心配、とりわけ教育の問題が語られている。良い子を育てるにはどうしたらよいか、自分の孫の生い立ちを調べながら、大自然の働き{造化}があることを確信していく。今回の春雨忌で、この本に登場する洋一さんに初めてお会いした。明るいお人柄で良いご家族を築いている。禅僧と母親の話、飼い猫ミルとの別れの話は、心に残る。


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『風蘭』 岡潔著 角川ソフィア文庫 821円
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