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2017年10月21日

ある結核保養所の歩み(建築の歴史)8

次は、自身の体験も含んでいる。まさに、建設の歴史であった。昭和から平成にかけて、老朽化する施設群の移転新築が実施されることになる。先ずは、昭和三十七年に開設された軽費老人ホームの移転である。用地買収、建築、旧施設の解体撤去が行われた。完成が昭和六十一年。総工費四億八千万円。有料ホームの増築。完成が昭和六十一年。総工費五億六千万円。養護老人ホーム、特別養護老人ホームの一部移転、有料介護施設の新築。総工費十三億五百万円。昭和六十三年完成。と数年間で多額の資金が投入された。
 そして平成九年特別養護老人ホームの一部、有料老人ホームを合築した施設が完成。総工費二十三億五千万円。まさに建設ラッシュである。よく整備できたものである。この二十三億を超える一大事業には、さまざまな難関があった。国庫補助、県費補助あるといっても実質的には半分である。先ず特別養護老人ホームの分の自己資金を作らなければならない。近隣市町村に補助申請を求めたが、ルールがあるわけではない。議会などにも陳情して何とか一億数千万円の補助を得た。一般募金、寄付が一億円近くあったのも天の恵みというしかない。残りは借り入れることにした。老朽改築のため一億六千万円の無利子融資を受けることができた。有料老人ホームについては、全て借り入れであり、市中銀行からも借りざるを得なくなった。利子の返済が大変である。二十年経った今日に至っても返済できていない。社会福祉施設整備の借入金には、利子の補助もある。県の担当者が、有料施設の借入金に誤って利子補給をした。このお金は貰うお金ではない。連絡して返還した。税金をもらっての事業である、ルール違反は出来ないし、誤りだと分かれば相手に知らせるのは当然である。


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