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2017年10月24日

ある結核保養所の歩み(建築の歴史)10 完結

次の経験談は、建物の建築ではない。県道に横断歩道橋を架ける計画があったが、構想してから二十年後に実現した。横断歩道橋の設置は、県道ならば県が設置する。民間団体が私有地の間に橋を架けるとなるとなかなか許可が下りない。ゴルフ場や一部企業の横断歩道橋があったが、やむをえない理由があるからだ。
 高齢者の安全のためというのが一番の理由だが、なだらかなスロープで車椅子で横断できる橋なので、道からの高さが問題になる。行政が設置する橋は、4.5メートルだが、民間が設置する橋は、5.3メートルという決まりがある。その基準は、昭和三十七年に決められたものだという。そのために、橋のスロープは長くなり予算も多くかかってしまった。補助金は、共同募金会を通じ、中央競馬会が出してくれた。ちなみにこの橋は、横断歩道橋とはいわず、上空占用物という名称になっている。

第二次の特別養護老人ホームの移転建築も数年後に行われたが、併設の法人本部の事務機能を持つ施設は、設計図だけが引かれただけで実現できなかった。資金が足りなかっただけでなく、文化会館的要素もあり、行政とは違い、運営の継続に困難が伴うことが予想されるからである。そのため、事務の法人本部棟は、未整備のままになっている。前述したように、昭和四十四年の建物に増築はしたが、老朽化と手狭になって、収納する場所も不十分である。ここに元事務長の田原さん言葉が浮かぶのである。
「本社ビルは、富を生み出す工場ではない。一番最後になるものだ」
そろそろ整備する時代になったかも知れないのである。


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