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2018年01月02日

アレキサンダー大王(塩野七生『ギリシア人の物語』より)

塩野七生は、『ローマ人の物語』を、長らくライフワークにして書いてきたが、ここ数年は、『ギリシア人の物語』を年に一度のペースで書いている。3年目である。どうも、あとがきらしいエッセイを読むと、歴史大作はこれで終了という感じである。『ローマ人の物語』からの読者からすると、最後は、物足りない感じがする。一人の若者の英雄伝になっている。33歳という年齢で、これだけの大征服を成し遂げたことは、世界史の軌跡に違いない。都市国家ギリシアが衰退した後に、同じギリシアであるが、マケドニアという小国、しかも王国から20歳のアレキサンダーは、東征を開始したのである。父親が基礎を築いたとはいえ、兵力も財力も十分であったわけではない。歴史のブラックホールという感じがする。


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