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2019年01月29日

ミレーの絵

 ミレーの絵

 ミレーの絵は、敬虔な感じがするとともに慕情がある。ミレー展に巡り会えないので、原画を見たのは山梨県立美術館だけである。「落ち穂拾い」という絵は有名である。幼い時の記憶になったが、落ち穂拾いをした経験がある。小麦ではなく、稲穂である。稲刈りが終わると、刈った稲を並べて乾燥させ、それを丸めて脱穀をするのである。子供は親に言われるままに、拾い忘れた稲穂をあつめるのである。だんだん日が暮れて作業も終わる。蕪村の句に
      落ち穂拾い日の当たる方に歩みゆく
というのがあるが言い得て妙だと思う。
東北新幹線に乗って北に移動した時に、稲藁が棒に駆けられて乾燥している風景を目にした。次の句などは、そのさまを良く捉えている。
      藁塚に一つの強き棒挿され  平畑静塔
今は機械で刈って籾にするので落ち穂拾いという習慣は少なくなった


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