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2019年09月08日

「近代の秀句」水原秋櫻子より(鮠)

「近代の秀句」水原秋櫻子より(鮠)

私の俳句の師である秋池百峰先生は、村上鬼城の句を評して、豪速球の投手だと言った。蒼古の趣きがあるとも言った。高崎市の公園に句碑もあって、群馬を代表する俳人である。もともとは鳥取の人で士族である。群馬に移り子沢山の鬼城は代書屋、今で言う行政書士のような仕事をしていた。生活は貧しかった。利根川の支流の烏川の近くに住んでいて、川辺を散策することもあった。構想の大きい(大自然を詠む)俳句を信条とする鬼城にも繊細な句もある。
     
鮠(はえ)釣りの夕日に流す細江かな

鮠はハヤ、ハヨ、ウグイなどと呼ばれ、鬼城の時代は多くいた。日が暮れるまで、釣り糸を垂れるだけ魚も多く釣れるのだろう。繰り返し繰り返しを上流に釣り糸のついた竿を投げる。鬼城も足を止めてみている。釣り人は一人ではない。連れた場面も見たに違いない。
囮鮎流して水のあな清し    飯田蛇笏
という句もある。


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