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2024年04月11日

伊藤園に選ばれた俳句より(チュウリップ)

                 チューリップ自分は何色植えたっけ

チューリップは球根で増える。
今年掘り出し、春先に植えたが花の色は覚えていない。
やがて咲き出すと色もわかるのだが楽しみである。
童謡「チューリップ」に唄われているが子供の好きな花である。
  

Posted by okina-ogi at 08:51Comments(0)書評

2024年04月09日

伊藤園に選ばれた俳句より(春の空)

           
       あてもなく姉と自転車春の空

自転車で遠出をしたくなった。
姉も一緒のサイクリングである。
目的地があるわけではない。
春の空があって、穏やかな日である。
春の空もと、2台の自転車が走る。
  

Posted by okina-ogi at 09:47Comments(0)書評

2024年04月08日

伊藤園に選ばれた俳句より(つぼみ桜)

                  バス停でつぼみ桜とじっと待つ


そろそろ桜の開花である。
今か今かと花が開くのを待つ。
それは、バス停で乗車を待つのに似ている。
  

Posted by okina-ogi at 16:04Comments(0)書評

2024年04月07日

伊藤園に選ばれた俳句より(銀河)

                  ヒール脱ぎ少し銀河の遠くなる


女性にとってヒールは背を高く見せる。
それを脱ぐと背丈が低くなる。
その感じを銀河が遠くなると表現した。
  

Posted by okina-ogi at 08:39Comments(0)書評

2024年04月06日

伊藤園に選ばれた俳句より(セーター)

                  セーターを着こむが如く重ねた恋

恋を重ねるのにいろいろな表現があるものだ。
セーターを着こむように、その暖かさを恋いに重ねた。
まだ寒さも感じる恋である。
  

Posted by okina-ogi at 09:44Comments(0)書評

2024年04月03日

伊藤園に選ばれた俳句より(百足)

                  裏返る百足の脚が笑っている

百足には毒がありそばに近づくのも避ける。
作者は、百足を冷静に見ることができる。
そして、裏返った百足の脚を笑っていると表現する余裕がある。
  

Posted by okina-ogi at 15:47Comments(0)書評

2024年03月31日

自選句(岩鏡)

                  岩鏡こ゚の歳にして出会う花


趣味だった山登りもすっかり遠ざかってしまった。
登り路の途中、綺麗な花が群生しているのに足をとめた。
同行の友人に聞くと、名前を教えてくれた
この歳にして目にとめた花である。
  

Posted by okina-ogi at 07:17Comments(0)書評

2024年03月31日

自選句(黄菊、白菊)

                 天地人黄菊白菊出会うとき 


菊の展覧会を見る。
大輪の菊が咲いている。
菊のしたてかたで天地人のがある。
結婚した新郎新婦に贈った句である。
  

Posted by okina-ogi at 07:17Comments(0)書評

2024年03月29日

自選句(ミモザ)

                 ミモザ咲く錦江湾の見える街


日本でミモザを見る機会は少ない。
旅行中桑名で見たことがある。
初めてミモザに出会ったのはイタリア旅行の時、、ピサの斜塔の入り口であった。
その黄色の花には圧倒された。
桜の木は庭には大きくなりすぎと思い、ミモザを植えることにした。
アカシアを植えたつもりで苗を植えた。剪定が必要だ。
  

Posted by okina-ogi at 18:57Comments(0)書評

2024年03月28日

伊藤園に選ばれた俳句より(桜散る)

                  とめはらい草書のごとく桜散る


桜が散るのを見つめていると文字が浮かぶ。
その散り方は、とめはらいを連想すれば、草書体である。
これは、一つの発見である。
  

Posted by okina-ogi at 09:40Comments(0)書評

2024年03月25日

伊藤園に選ばれた俳句より(桜)

                  黒髪に住みついている桜かな


女の子には前髪に着いたものがことさらに気になる。
まるで、魔物ような感触だ。
桜の花びらであっても住みつかれたら困るのだ。
  

Posted by okina-ogi at 12:41Comments(0)書評

2024年03月24日

伊藤園に選ばれた俳句より(桜の枝)

                  おまじない桜三枚恋叶う


花びらを見ると三枚のものがある。
それはおまじまいでも恋が叶ったことにした。
何度も三枚はなびらを見つける
  

Posted by okina-ogi at 10:49Comments(0)書評

2024年03月23日

伊藤園に選ばれた俳句より(夕暮れの花)

                  夕暮れの咲いた花が暖かい


昼咲いている花は、それで美しい。
夕暮れの花は、それを薄明りの中で見つめているだけでも暖かい。 <
  

Posted by okina-ogi at 16:41Comments(0)書評

2024年03月22日

伊藤園に選ばれた俳句より(舞う桜)

                  前髪をなおす鏡に舞う櫻


作者は女性である。
外で鏡を見て前髪を直すような繊細なことはしない。
その鏡に桜が舞ってくる。
美しい風景、場面である。
  

Posted by okina-ogi at 17:14Comments(0)書評

2024年03月19日

伊藤園に選ばれた俳句より(桜散る)

              桜散るとなりの席にきみはいない


新しい年度になり友達と組とは別になったか、いつもの席にきみがいない。
窓の外には桜が散っている。
何か淋しい気持ちになった。
  

Posted by okina-ogi at 16:52Comments(0)書評

2024年03月17日

伊藤園に選ばれた俳句より花吹雪)

                  桜吹雪花束のよな月曜日


休みあけて月曜日は、花吹雪が舞っている。
まるで、自分への花束のようにむかえられているような気分だ。
  

Posted by okina-ogi at 13:57Comments(0)書評

2024年02月25日

伊藤園に選ばれた俳句より(桜前線)

                  春の嵐卒業生をさらっていく

卒業生だけ学校を去って行く。
それは優しそうな春の嵐がさらっていくのだ。
卒業と花嵐が一緒にならなければこういう発想にならない。
  

Posted by okina-ogi at 17:22Comments(0)書評

2024年02月24日

伊藤園に選ばれた俳句より(蝉時雨)

                  蝉時雨身の丈以上に伸びる猫


猫は思いのほか伸びをすると大きい。
蝉時雨の中、地に寝そべっているが体を伸ばしている。
身の丈以上の伸びをしている。
夏の暑さに身も任せている。
  

Posted by okina-ogi at 11:47Comments(0)書評

2024年02月23日

伊藤園に選ばれた俳句より(夏の声)

               上下と右に左に夏の声


作者はどんな場所にいるのか。
雑木林の中という想像もできる。
夏の声という季語を使っているが、蝉の声だとは言い切れない。
鳥の声も聞こえてくるだろう。
  

Posted by okina-ogi at 11:24Comments(0)書評

2024年02月21日

伊藤園に選ばれた俳句より(蚊)

                   暴れ蚊を許して午後の草むしり

家の周りか、畑かわからないが午後の草むしりをする。
すると蚊が出てきて肌を刺す。
蚊が暴れていると表現したが、何度となく刺された。
それを許して黙々と草むしりをする。
  

Posted by okina-ogi at 09:40Comments(0)書評