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2019年04月26日

俳句自選(春の川)

童謡「春の小川」は、都心の川だというから驚かされる。
明治、大正の時代の東京の川は、コンクリートで川岸を固めることはなかっったのだろう。
岸に蓮華やすみれが咲いていたし、川藻も生育できる水の澄んだ川だったのだろう。
小魚も泳いでいたであろう。
神田川は、小川とは言えないが、人工的な大きな水路に見える。
田舎でも、護岸のコンクリート工事が進んでいる。
 やわやわと春の陽が川面にさして、魚の稚児が泳いでいる風景は、珍しくなった。
      そこここにきらめき生みて春の川
  

Posted by okina-ogi at 17:27Comments(0)日常・雑感

2019年04月23日

俳句自薦(蒲公英)

里山が笑っている。芽吹いた若葉に覆われた様をそう表現し「山笑う」という季語にしている。
野には様々な花が咲いているが、庭を芝生にしている家では皆雑草扱いである。
代表的なのが蒲公英である。
深く根ざし、繁殖力もある。
お地蔵様の足元に咲いている風景などはとても良いのだが。
パン屋さんに買い物に行く途中に畑があって、八重桜の苗木が今年は花をつけた。
その間を蒲公英が群がって咲いている。
     雑草と貶すな蒲公英(たんぽ)野に群れて
  

Posted by okina-ogi at 12:51Comments(0)日常・雑感

2019年04月22日

俳句自薦(踏青)

松尾芭蕉は、弟子たちとの連句の中で「踏青」という号を使っている。
春、下萌えの青草を踏むことである。
奈良の高円山(たかまどやま)の麓に白毫寺というお寺さんがある。
椿の古木が有り、訪問者も少ないが、心落ち着く寺である。
この寺の近くに、尊敬する数学者の岡潔の墓がある。
時たま帰り道に立ち寄ることがあった。近道をして田の畦を歩いたときの句である。
    草青むこの道行けば白毫寺
  

Posted by okina-ogi at 08:46Comments(0)日常・雑感

2019年04月15日

マスターズゴルフの解説者

アメリカと日本の時差のために、実況では見られないが、夕方から特集した放送が見られる。
マスターズは成績の関心はもちろんだがコースが美しい。
ツツジの花も美しい。なんといっても芝生の青さ目に染みる。
懐かしい?名前が登場し3日までは好成績をあげている。タイガー・ウッズである。
優勝したのは14年前というから月日の流れは早い。
解説者は中島常幸プロ。確か群馬県出身だと思う。青木・尾崎と競った名プレイヤーである。
マスターズの出場経験があるから、ホールごとの解説が臨場感を味あわせてくれる。
それ以上に、すばらしいのは、選手の心理の分析である。日本選手も4人出場しているが、思いやりの気持ちがにじみ出ている。
タイガー・ウッズが優勝したら中島プロにインタビューしてもらいたいものだ。
  

Posted by okina-ogi at 13:47Comments(0)日常・雑感

2019年04月11日

俳句自選(冬草)

万葉集には志貴皇子が詠んだ
  石走る垂水の上の早蕨の萌えいづる春となりにけるかも
という名歌がある。
春になって、芝生を見ると、タンポポなどの雑草が目につく。
多年草だから冬をじっと耐えていたのだろう。
   地に低く命潜めて冬の草
芝生の近くの畑にもいろいろな草が伸びてきた。「草萌える春となりぬる」である。
  

Posted by okina-ogi at 13:13Comments(0)日常・雑感

2019年04月10日

俳句自選(春霞)

 

春のもやって視界が悪い時は霞、秋なら霧として季語になっている。
奈良に行くと大気が暖かく、長い歴史を思い浮かべると、霞に春をつけたくなる。
奈良には古寺が多く、できる限り訪ねたが全てというわけにはいかない。芭蕉も奈良を訪ね
    菊の香や奈良には古き仏たち
の句を残している。とりわけどこの寺の仏像とは言っていない。
私にとって寺と言えば法隆寺である。中でも百済観音像は印象に残る仏像である。
中宮寺の半跏思惟像も良いが、古さを感じない。
でも美しさは、際立っている。京都の広隆寺の半跏思惟像は国宝第一号だと聞いたことがあるが、こちらの像が古い。
      春霞百済仏のおはす寺


  

Posted by okina-ogi at 14:41Comments(0)日常・雑感

2019年04月08日

潅仏会

 今日4月8日は灌仏会。お釈迦様の誕生日である。
桜の花がきれいなこともあり花祭りという場合もある。子供の頃近所のお寺さんで甘茶をごちそうになった記憶がある。
ほんのり渋味のあるある飲み物で甘味料でない甘さだった。
仏教徒というわけではないがお釈迦様の人生の旅は苦難の連続ともいえる。
生後すぐに母親、摩耶夫人と死別する。王様に将来なる身分よりもっと大事な物があると信じて出家した。
法隆寺の夢殿にある救世観音は、聖徳太子を模した像と言われるが、明治までは秘仏であって僧も見ることができなかった。
今も年2回公開されることになっていて、実物を拝んだことはない。歌人会津八一はこの像を見て
     あめつちにわれひとりいてたつごときこのさびしさをきみはほほえむ


と詠んだ。お釈迦様、聖徳太子がかさなるようだが像は女性の微笑みも感じる。この歌は救世観音を言い得て妙である
  

Posted by okina-ogi at 20:58Comments(0)日常・雑感

2019年04月08日

俳句自選(牡丹雪)

  梅の花も咲き終わって、桜の時期になった。花冷えという季語もあるが雪になることもある。牡丹雪は、春の季語である。春の雪なのだが、羽毛のように雪が重なりすぐ溶けてしまう。
   舗道には淡雪のあとかたもなき   彷徨子
淡雪も牡丹雪といっても良い。舗道に積もらず消えるところが淡雪である。
結構積もることもあるが日が指してくると溶けるのも早い。牡丹雪は降り続いているが、薄日がさしてきた。
   薄光に泳ぐ雲あり牡丹雪
  

Posted by okina-ogi at 08:36Comments(0)日常・雑感