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2021年02月28日
2021年02月27日
2021年02月26日
2021年02月25日
2021年02月24日
2021年02月23日
『高浜虚子句集』より(競べ馬)
競べ馬一騎遊びてはじまらず
ユーモラスな風景である。
観戦する人も手をたたいて笑う姿が目に浮かぶ。
ところで季語は何であろう。
競べ馬は、競馬のこと。
初夏であるが、加茂の競馬が起源である。
ユーモラスな風景である。
観戦する人も手をたたいて笑う姿が目に浮かぶ。
ところで季語は何であろう。
競べ馬は、競馬のこと。
初夏であるが、加茂の競馬が起源である。
2021年02月22日
2021年02月21日
『高浜虚子句集』より(麦踏)
麦踏んで若き我あり人や知る

麦踏というのは意味がある。
霜で麦の根が浮いて枯れてしまうのである。
私だって経験があると虚子は言う。
句会に出ていた人からは、体験がないと思われていると思った。
筆者にも麦踏の句がある。
この年はみ旨のままに麦を踏む

麦踏というのは意味がある。
霜で麦の根が浮いて枯れてしまうのである。
私だって経験があると虚子は言う。
句会に出ていた人からは、体験がないと思われていると思った。
筆者にも麦踏の句がある。
この年はみ旨のままに麦を踏む
2021年02月20日
2021年02月19日
『高浜虚子句集』より(棕櫚の花)
棕櫚の花こぼれて掃くも五六日

棕櫚の花は春に咲く。
黄色の粒粒になってちょっと口に入れたくなるが食べられない。
長くは咲いていないので、地上に落ちるのも早い。
それで掃くのも五六日といった。

棕櫚の花は春に咲く。
黄色の粒粒になってちょっと口に入れたくなるが食べられない。
長くは咲いていないので、地上に落ちるのも早い。
それで掃くのも五六日といった。
2021年02月18日
『高浜虚子句集』より(早苗)
笠の端早苗すりすり取り束

今と違って、昔は苗田を作り、その苗を束ねて、人力で植えた。
大変な労力である。
腰かけて笠を被り、雨降りの日でも苗を取る。
しばらく見入って、早苗が笠に触れる様を観察している。

今と違って、昔は苗田を作り、その苗を束ねて、人力で植えた。
大変な労力である。
腰かけて笠を被り、雨降りの日でも苗を取る。
しばらく見入って、早苗が笠に触れる様を観察している。
2021年02月17日
2021年02月16日
『高浜虚子句集』より(暮れの秋)
船に乗れば陸情あり暮れの秋
暮れの秋という季語が絶妙で深みがある。
秋の暮とは違う。
こちらは、秋のその日の暮れることである。
船に乗り水上の人になると、何か陸に寄せる感情がわいてくる。
しかも、暮れの秋で冬も近い。
暮れの秋という季語が絶妙で深みがある。
秋の暮とは違う。
こちらは、秋のその日の暮れることである。
船に乗り水上の人になると、何か陸に寄せる感情がわいてくる。
しかも、暮れの秋で冬も近い。
2021年02月15日
2021年02月14日
『高浜虚子句集』より(牡丹)
船にのせて湖をわたしたる牡丹かな

牡丹の苗であろう。
対岸に運ぶためだが、そうした発想は粋な感じがする。
風で茎が折れないように神経を使う。
牡丹が和服姿の女性だというのは考えすぎだろうか。
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」

牡丹の苗であろう。
対岸に運ぶためだが、そうした発想は粋な感じがする。
風で茎が折れないように神経を使う。
牡丹が和服姿の女性だというのは考えすぎだろうか。
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」
2021年02月13日
2021年02月12日
『高浜虚子句集』より(胡瓜)
人間吏となるも風流胡瓜の曲がるも亦

虚子には珍しい風刺の句である。
人間役人になるも風流と言える。
役人の精神がまっすぐというわけではなく、曲がったキュウリのような場合もある。

虚子には珍しい風刺の句である。
人間役人になるも風流と言える。
役人の精神がまっすぐというわけではなく、曲がったキュウリのような場合もある。